OBS Studio 29.0でAMD/Intel GPUのAV1ハードウェアエンコに正式対応

　1月8日にリリースされたオープンソースのストリーミングアプリ「OBS Studio 29.0」において、AMDのRadeon RX 7000シリーズ、およびIntelのArcシリーズGPUのハードウェアAV1エンコーダの正式対応がなされた。

　11月末にリリースしたBeta 1で既に対応が謳われていたが、正式版でも実装された。Intelに関してはCQP(固定量子化パラメータ:圧縮効率を落として高画質にする)もサポートするが、完全にサポートされるわけではないとしている。また、macOS版ではP010およびHDRを含むHEVCおよびProResのエンコーダをネイティブでサポートした。

　改善点としては、リプレイバッファが8GB固定ではなくシステムメモリの75%として設定されたこと、Linuxにおけるメディアキーのサポートなどが挙げられる。また、非同期フィルタ(Delay)などが正しくレンダリングされない問題、Decklinkプレビュー出力のパフォーマンス改善などのバグ修正も行なわれている。