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「Star Wars: Dark Forces」を最新環境で快適にプレイできるようにするエンジン

 1995年に発売された「Star Wars: Dark Forces」を現代のPC環境向けに最適化する「The Force Engine」(TFE)のバージョン1.0が19日(現地時間)に公開された。プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。なお、ゲーム本編のデータは含まれないため、プレイするにはStar Wars: Dark Forcesを別途用意する必要がある。

 The Force Engineは、「Star Wars: Dark Forces」や「Outlaws」が使用していたゲームエンジン「Jedi Engine」をリバースエンジニアリングし、現代のPCシステム向けに再構築することを目指したプロジェクト。今回公開したバージョン1.0では、Star Wars: Dark Forcesをフルサポートしているが、Outlawsはまだプレイできない。

 DosBoxや実行ファイルの代わりにTFEが動作することで、オリジナルをより現代的な機能とともに快適に遊べるだけでなく、多くのユーザーMODのプレイも実現したという。具体的には、ウルトラワイドやワイドを含む高解像度への対応、GPUレンダラーによる高解像度プレイ時の性能改善、マウスの感度調整やコントローラのサポートなどの機能を提供する。一方、オリジナルの320×200ドット固定小数点レンダラーも保持しており、旧来のゲーム体験も味わえるという。

 最低システム要件は、Windows 7およびOpen GL 3.3。OSについては2023年初旬にはmacOSおよびLinuxにも対応する予定。グラフィックスAPIについても今後DirectX 10/11やVulkan、Metal(macOS)への対応を計画しているという。