ニュース
ASRock、第13世代Core向けZ790搭載マザーの国内ラインナップを発表
2022年10月11日 06:11
ASRockは、第13世代Core対応のIntel Z790チップセットを搭載したマザーボード製品を国内向けに発表した。計11製品を展開する。現時点で価格や発売日は未定。
Z790チップセットは、従来のZ690から基本的な機能を受け継ぎつつ、PCI Express(PCIe)3.0を8レーンまで減らす一方、同4.0を20レーンまで引き上げるなど、一部機能強化を図っている。ソケットは変わらずLGA1700を採用する。
ASRockのZ790マザーボード製品の特徴としては、最大24+1+2フェーズのSPS(Smart Power Stage)電源回路の採用やPCIe 5.0接続M.2 SSDへの対応、Thunderbolt 4/USB4のサポートなどが挙げられる。加えて、両端と中央にアンカーピンを配した強化DDR5メモリスロット、高耐久なニチコン製12Kブラックコンデンサ、60W PD給電対応の前面用USBピンヘッダなども備えている。
M.2 SSDスロット向けにはオプションでファン付きヒートシンクも用意する。ただし、AMD X670マザーボード向けのものとはタイプが異なるため、注意が必要とのこと。また、X670 Taichi(Carrara含む)ではファン付きヒートシンクが付属品となっていたが、Z790 Taichi(同)では別売となる。
そのほか、ゲーミングデバイス向けのLightning Gaming Portや、簡単にドライバをインストールできるAuto Driver Installerといった機能も用意。映像出力用のeDPヘッダなども備えており、ケースの側面パネルに装着するための液晶パネルキットも今後投入を計画しているという。なお、機種によってこれらの特徴や機能の有無は異なる。
Z790 Taichi Carrara、Taichi
「Z790 Taichi Carrara」および「Z790 Taichi」は、Z790シリーズの中でフラグシップモデルとなる製品。Taichi CarraraはASRockの20周年記念モデルとなり、大理石(Carrara)をモチーフとしたカバーデザインが特徴で、Taichiは通常モデルとなる。
どちらについても、フラグシップらしくすべての機能を揃えた製品だとしており、24+1+2フェーズの電源回路を採用するほか、DDR5-6600までのオーバークロックなどにも対応する。フォームファクタはExtended ATX。
Z790 Steel Legend WiFi
Z790 Steel Legend WiFiは、最新機能を一通り備えたハイエンドモデル。部品点数などにも配慮し、耐久性にフォーカスしたのが特徴。フォームファクタはATX。
Z790 PG Riptide
Z790 PG Riptideは、コストパフォーマンス重視のゲーマー向け製品。Intel Killer LANの採用により、さらなる低レイテンシを実現したという。フォームファクタはATX。
Z790 Pro RS、Pro RS/D4
Z790 Pro RSは、従来モデルの黒基調なものから、白基調のデザインへと変更。上位のSteel Legendシリーズなどでは白色を中心としたデザインを用いているが、安価なマザーボードでも白色のものが欲しいといった声に応えたという。
Pro RSはDDR5メモリ、Pro RS/D4はDDR4メモリ対応モデルとなる。フォームファクタはともにATX。
Z790 PG Lightning、PG Lightning/D4
Z790 PG Lightningは、これまでのPhantom Gaming 4の後継モデルとなる製品シリーズ。コストパフォーマンスを追求したライトゲーマー向けながら、一体型背面I/OパネルやeDPなどを備える。
PG LightningはDDR5メモリ、PG Lightning/D4はDDR4メモリ対応モデルとなる。フォームファクタはともにATX。
Z790M PG Lightning/D4
Z790M PG Lightning/D4は、microATXフォームファクタを採用したDDR4メモリ対応製品。ATXより小さいながら、必要最低限の機能やポート類は備えたとしている。
Z790 PG-ITX/TB4
Z790 PG-ITX/TB4は、Mini-ITXフォームファクタのハイエンドモデルにあたる製品。10層PCB基板を採用し、DDR5-6800までのメモリオーバークロックに対応するほか、Thunderbolt 4を備えるなど、さまざまな機能を入れ込んだ。