ニュース
Intel、新チップセットZ790を第13世代Core向けに投入
2022年9月28日 01:20
Intelは9月27日(現地時間)から、米国カリフォルニア州サンノゼ市のサンノゼ・コンベンション・センターにおいて「Intel Innovation」という年次イベントを開催しており、その中で、同社の最新製品「第13世代Intel Core デスクトップ・プロセッサー」(以下第13世代Core)を発表した。
Intelはこれにあわせて新しいチップセットとなる「Intel 700 シリーズ・チップセット」(以下Intel 700シリーズ)と、その最初の製品となる「Intel Z790チップセット」(以下Z790)を発表した。Z790を搭載したマザーボードは、ASRock、ASUS、GIGABYTE、MSIから発売される計画で、CPUの発売日となる10月20日(米国時間)以降に市場に投入される見込みだ。
第12世代Coreとはピン互換だが機能を強化
今回Intelが発表した第13世代Coreは、すでに販売されている「第12世代Intel Core デスクトップ・プロセッサー」(以下第12世代Core)とピン互換になっており、BIOSアップデートなどの作業は必要なものの、第12世代Core用の「Intel 600シリーズ・チップセット」(以下Intel 600シリーズ)を搭載したマザーボードでそのまま利用できる。
今回発表のZ790も基本的な機能はZ690と同じだが、いくつかの機能がZ690と比較して追加されている。具体的にはPCI Express 4.0のレーン数が12から20に増え、PCI Express 3.0対応分とあわせると最大28レーンが実装可能になる。また、USB 3.2(20Gbps)のポート数が4ポートから5ポートに増加する。
Z790を搭載したマザーボードはASRock、ASUS、GIGABYTE、MSIから発売される計画になっており、CPUと同じ10月20日から販売が開始される予定だ。
【記事初出時、Z790とCPU間の接続はDMI Gen4に進化するとしておりましたが、これはZ690も共通でした。お詫びして訂正します。