ニュース

Intel、ターボ時最大6GHzに達する第13世代Coreを年明けに限定数発売

ターボモード時にクロック周波数が6GHzに達する第13世代Coreを年明けに提供開始、ただし限定数に

 Intelは9月27日~9月28日(現地時間、日本時間9月28日~9月29日)の二日間にわたり、米国カリフォルニア州サンノゼ市にあるサンノゼ・コンベンション・センターで同社年次イベント「Intel Innovation」を開催している。9月27日の午前中(日本時間9月28日深夜)には同社 CEO パット・ゲルシンガー氏による基調講演が行なわれ、「第13世代Intel Core デスクトップ・プロセッサー」(以下第13世代Core)などの新製品が発表された。

 その講演の後半で、ゲルシンガーCEOは、同社が来年投入を計画しているターボ時最大6GHzに達する第13世代Coreの特別版を投入すると発表した。

第13世代Coreでターボ時6GHzに達する特別版を限定数発売

第13世代Coreの外箱を持つIntel CEO パット・ゲルシンガー氏

 Intel CEO パット・ゲルシンガー氏は、同社の最新製品として第13世代Coreを発表し、その外箱などを公開した。ゲルシンガーCEOは「歴史上最速のデスクトップCPUだ」と述べ、第13世代Coreが提供できる性能に自信を示した。なお、第13世代Coreの詳細に関しては別記事が詳しいので、そちらをご参照いただきたい。

 その最後にゲルシンガーCEOは「年明けに、買ってきた状態で6GHzを実現する製品を限定数だが出荷する計画だ」と述べ、Intelが年明けに6GHzのクロック周波数を実現する第13世代Coreを計画していると明らかにした。この6GHzというのは、ターボモード時の最高クロックという意味で、第13世代Coreの最上位SKUであるCore i9-13900Kのターボ時最大5.8GHzというスペックを200MHzほど拡張した製品となる。

 Intelは第12世代Coreでもターボ時最大5.5GHzまでスペックを拡張した第12世代Core KSを限定数で投入しており、今回発表された6GHzの第13世代Coreもそれと同じ位置づけになるものと考えられる。

55のSKUが用意され、500を超えるデザインウインを獲得

 また、今後第13世代CoreのCPUとしてデスクトップPC向け、ノートPC向けを合わせて55のSKUを予定しており、既に500を超えるデザインウインを獲得していると述べた。