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AMD、GPUのワットパフォーマンスの高さをアピール

 AMDは米国時間19日、GPUの電力効率の記事を投稿し、RadeonシリーズのGPUの設計などについて紹介した。

 昨今、臨場感の高いゲームの需要が高まっており、レイトレーシング、可変レートシェーディング、高度なアップスケーリングテクノロジーなどの機能をサポートするために、パフォーマンスの改善が必要になっている現状がある。

 その結果、ビデオカードの消費電力は400Wを超えることとなり、ユーザーの大きな懸念事項になっているという。また、エネルギー価格が急騰しているほか、大型のGPUクーラーが必要となるなど、さまざまな弊害が生まれているとした。

 AMDではこれらの問題に対し、同社がアーキテクチャを根本から再考し、GPUをエネルギー効率の高い設計とすることで、性能と省電力を両立させたという。

 具体的には、CPUとGPUの両方を開発しているノウハウを活かし、Radeon RX 6000シリーズでは「競合他社よりも最大123%高いFPS/W」を実現したとする。

 この競合他社とはNVIDIAのRTX 3000シリーズを指すものと思われる。同社は、Radeon RX 6800 XTの発表時に「RTX 3080より省電力でほぼ同性能」とアピールしており、省電力設計を強く打ち出したいようだ。

 ブログ記事の文末では、次世代GPUアーキテクチャ「RDNA 3」についても言及。RDNA 3はRDNA 2よりもワットパフォーマンスが推定50%向上する見込みという。