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Wi-Fi 7で5Gbpsを達成。IntelとBroadcomが相互通信デモ

Wi-Fi 7で5Gbpsを達成

 IntelおよびBroacomは8日(米国時間)、業界で初めて異なるベンダー間のWi-Fi 7接続のデモンストレーションを行なった。デモではCoreプロセッサとWi-Fi 7ソリューションを搭載したノートPCと、BroadcomのWi-Fi 7アクセスポイントで相互接続を行ない、転送速度5Gbpsを達成した。

 Wi-Fi 7は今後10年間にわたる無線接続体験の基礎となるとしており、より速い転送速度、低遅延、高信頼性と広いキャパシティを持つ。実現には、免許不要な6GHz帯で320MHzのチャネル幅、高次4K QAMデータモジュレーション、同時マルチリンクオペレーションによる複数バンドの同時接続、マルチリソースユニットパンクチャによるチャネル利用効率の改善といった手法を採用した。

 これらの改善により、Wi-Fi 6では実測1Gbps、Wi-Fi 6Eでは実測2Gbpsとなるところ、Wi-Fi 7では5Gbpsの転送を達成。VRや、超高解像度な16Kメディアストリーミング、高いレスポンス性と信頼性を実現するゲーミングなどを実現するとしている。

 今回のデモは、この中で6GHz帯における320MHzの幅のチャネル利用、および4K QAMモジュレーションを駆使して5Gbpsの転送を達成したことを強調するもの。マルチリソースユニットパンクチャとマルチリンクオペレーションによって実現する低レイテンシ、高い信頼性と効率については別途デモを行なうという。

Wi-Fi 7の特徴
Wi-Fi 7による性能の拡大
今回のデモは5Gbps以上の転送速度をアピールするもの