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「ROG Phone 6D Ultimate」が予告。シリーズ初のDimensity 9000+搭載

ROG Phone 6D Ultimateの予告ページより

 ASUSは、SoCにMediaTekの「Dimensity 9000+」を採用したゲーミングスマートフォン「ROG Phone 6D Ultimate」を9月19日20時(台湾時間、日本時間は同日21時)に発表すると予告した。

 同社は既に「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載した「ROG Phone 6」シリーズを発表したが、この時は無印と“Pro”を冠するモデルだけで、「ROG Phone 5 Ultimate」の後継に相当するモデルは発表しなかった。6D UltimateではSoCをMediaTek製のフラグシップに変更し、“Ultimate”なROG Phoneを実現するとしている。

 Dimensity 9000+はMediaTekが6月に発表した「Dimensity 9000」の後継モデルで、Cortex-X2コアの最大クロックが150MHz向上するほか、GPUは従来と同じMali-G710 MC10であるものの性能が10%以上引き上げられる。

 それ以外の仕様は非公開だが、“Ultimate”であるからには、18GB以上のメモリや512GB以上のストレージを搭載すると期待される。

 思えば、ASUSが日本に最初に投入したエントリー向けのSIMロックフリースマホである「Zenfone 5」はMediaTek製であったが、それ以降はIntelのAtomを経て、主力はQualcommのSnapdragonシリーズに移行した経緯がある。最上位のROG Phone 6D UltimateでようやくMediaTekが返り咲きするのはやや感慨深い。