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ソニー、新ゲーミングギアブランド「INZONE」。まずは4K/144Hzモニターやヘッドセット
2022年6月29日 11:18
ソニーは、新ブランド「INZONE」を立ち上げ、ゲーミング周辺機器市場に参入する。第1弾製品として、ゲーミングモニター2機種とヘッドセット3機種を発売。価格はすべてオープンプライス。
INZONEはソニーが長年培ってきた高画質/高音質を追求した独自のノウハウに加え、最新の技術を投入。手持ちのゲームシステムのアップグレードを検討しているプレイヤーにとって新たな選択肢になるとしている。
また、プレイヤーの最大限のパフォーマンスを発揮させるためにゲーミングギアを充実していくだけでなく、人気のeスポーツ大会に協賛し、ゲーム文化のさらなる発展を支援していくという。
ゲーミングモニター
ゲーミングモニターシリーズはいずれも27型で、三脚形状のスタンドにより、キーボードやマウスパッドの配置の自由度を高めた。パネルは高さとチルト調整も可能。さらにオートKVMスイッチを内蔵し、モニターに接続したゲーミングPCとノートPCの間でUSB機器の切り替えもスムーズに行なえるという。
いずれも1msの高速応答をサポートするほか、HDMI 2.1規格のVRR、およびNVIDIA G-SYNC Compatibleに対応し、テアリングとカクつきを抑える。Windows 10以降に対応したPCソフト「INZONE Hub」を用いることで各種設定が容易に行なえ、アプリごとの画質モードを保存できる。
さらに、明るさとコントラストなどを調整して敵を見つけやすくする画質モード「FPSゲームモード」や、暗所での視認性を高める「ブラックイコライザー」といったゲーミングアシスト機能を搭載する。
「INZONE M9」は7月8日発売で、直販価格は15万4,000円。3,840×2,160ドット(4K)表示対応に加え、144Hzのリフレッシュレートに対応。直下型LED部分駆動に対応し、高コントラストと高い色再現性を実現する。DisplayHDR 600の認証も取得している。背面には13色のライティングを搭載する。
そのほかの仕様は、表示色数が10.7億色、応答速度が1ms、輝度が600cd/平方m、ダイナミックコントラスト比が8万:1、視野角が上下/左右ともに178度。
インターフェイスはDisplayPort 1.4、HDMI 2.1×2、USB Type-C、USB Type-B(アップストリーム)/USB Type-A×3(ダウンストリーム)、ヘッドフォン出力。本体サイズは約615×248×479mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.8kg。
一方で「INZONE M3」は2022年内発売で、価格は未定。1,920×1,080ドットで240Hzのリフレッシュレートに対応したsRGBカバー率99%のIPS非光沢パネルを採用し、DisplayHDR 400認証を取得している。
そのほかの仕様は、表示色数が10.7億色、応答速度が1ms、輝度が400cd/平方m、ダイナミックコントラスト比が1,000:1、視野角が上下/左右ともに178度。
インターフェイスおよび本体サイズはM9と共通。重量は未定。
ゲーミングヘッドセット
ゲーミングヘッドセットは、無線/ノイズキャンセリング搭載の「INZONE H9」、無線の「INZONE H7」、有線の「INZONE H3」の3種類。いずれも7月8日発売で、直販価格は順に3万6,300円、2万8,600円、1万2,100円。
ソニー独自の「360立体音響」技術とハードウェア構造により、ゲームの世界に入り込んだかのような臨場感と没入体験を実現。頭部にかかる圧力を分散させるイヤーパッドとヘッドクッション構造設計により、長時間でも快適にプレイできるという。また、口元に近いブームマイクによりクリアな音声でボイスチャットが可能。
無線モデルは同梱のUSBトランシーバーを用いることで、低遅延かつ安定した2.4GHz帯で接続。スマホとはBluetoothで接続可能。バッテリ駆動時間はH9が32時間、H7が40時間。10分充電で60分使用可能なクイック充電もサポートする。