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ソニー、ゲーミングブランド「INZONE」第2弾のヘッドセット。完全ワイヤレスモデルも

 ソニーは、ゲーミングブランド「INZONE」シリーズの第2弾製品となるワイヤレスゲーミングヘッドセットとして、「INZONE H5」および完全ワイヤレスの「INZONE Buds」を発表した。27日に発売し、実売予想価格は順に2万5,000円前後、3万円前後の見込み。

INZONE H5

INZONE H5

 INZONE H5は、INZONE H7の後継モデルとなるワイヤレスゲーミングヘッドセット。前モデルと比較して、接続方式が2.4GHz無線に加えて3.5mm有線にも対応したほか、カラーもホワイトとブラックの2色展開となった。

カラーはホワイトとブラックの2色
INZONE H5ではブラックモデルを追加

 前モデルより、ヘッドバンド幅は6mmスリムに、ハウジング部は89×65×112mm(H7)から84×58×99.6mm(H5)と小型化しているほか、重量は約260gと、H7より約65gの軽量化を実現している。長時間装着時の負荷低減のために、側圧も約20%低減している。

INZONE H5(左)とINZONE H7(右)
INZONE H5(前)とINZONE H7(後)

 マイク音質も改善され、WF-1000XM5にも採用しているAI技術によるノイズ除去技術を搭載する。主な仕様は、スピーカーのドライバーサイズは40mm、周波数特性は5Hz~20kHz、インピーダンスは21Ω、感度は89dB。充電時間は約3.5時間で、連続使用時間は最大28時間。

INZONE Buds

INZONE Buds

 INZONE Budsは、シリーズ初となる完全ワイヤレスのゲーミングヘッドセット。ノイズキャンセリングや外音取り込み機能を備えるほか、従来の完全ワイヤレスイヤフォンでは弱点となっていた、音の定位や微細音を捉える能力を克服しているという。

 WF-1000XM5と同様に、同社独自の8.4mmドライバーユニット「ダイナミックドライバーX」を採用する。eスポーツチーム「Fnatic」の監修も受けており、プロ選手も満足する音質を謳っている。

 立体音響に関しては、INZONE H9から踏襲した、ゲーミング用に作られた立体音響や耳の形による最適化に加えて、耳の内側の形によるサウンドトーンの最適化が新たに追加された。

 接続方式は、2.4GHz無線とBluetooth LE Audio(Bluetooth 5.3)に対応する。2.4GHz無線接続は、USB Type-Cトランシーバーを使用し、30ms未満の低遅延を実現するという。

USB Type-Cトランシーバーを搭載

 新規開発の低消費電力プロセッサ「L1」を搭載したことで、業界最長レベルのロングバッテリを謳っており、2.4GHz無線接続時のバッテリ駆動時間は、イヤフォン単体で12時間、充電ケース込みで24時間。急速充電に対応し、5分の充電で約1時間の音楽再生が可能。

 デザイン面では3ピース構造を採用し、耳内部のデザインレイアウトを最小限にすることで装着時の圧迫感を軽減している。また、快適性を高めるため、耳周りの凹凸を避けるようにくぼみを追加した形状となっている。

装着時の圧迫感を軽減するデザインとなっている

 カラーはホワイトとブラックの2色。イヤフォン単体の重量は約6.5g(片耳)。IPX4相当の防水性を備える。

カラーはホワイトとブラックの2色
充電ケース

 同社はINZONE新製品の発売を記念して、期間中に対象製品を購入するとプレイステーションストアチケットがプレゼントされる「第2弾 INZONEでPlayStationを楽しもう!キャンペーン」を開始した。購入期間は2024年1月16日までで、応募期間は2024年1月31日10時まで。

 ソニーストアでは、INZONE H5およびINZONE Budsの先行展示および体験キャンペーンを本日11日より実施。INZONE関連製品を体験すると抽選でFnaticのユニフォームが入手できるキャンペーンも開始した。