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クラウドストレージ利用者の3割弱は有料プランを契約/検討中、ICT総研調べ
2022年4月18日 12:18
株式会社ICT総研は18日、2022年4月に実施したクラウドストレージに関する市場動向調査の結果を公開した。
同社では、2022年4月にインターネットユーザー4,407人を対象としたWebアンケート調査を実施。これによると、個人利用で最も利用者の多かったクラウドストレージサービスはGoogleドライブ(1,214人)となった。次いでiCloud Drive(775人)、Microsoft OneDrive(500人)、Dropbox(462人)が続いた。
Googleドライブについては2020年6月の調査でも利用者数で首位を獲得していたが、この理由についてはAndroidスマートフォンユーザーの増加が要因の1つとして考えられるとしている。
また、クラウドストレージを個人利用しているユーザーのうち、有料サービスを利用していると答えた人は14.6%で、今後有料サービスの利用を検討していると答えた人が13.5%、一方で今後も無料サービスで使い続けると答えた人が58.4%となった。前回調査と比べると、有料サービスの利用者や導入を検討するユーザーが増えており、今後もその傾向は続くとみている。
個人利用におけるクラウドストレージの使用容量については、1GB未満が最も多く37.4%、1GB以上10GB未満が次いで36.7%、10GB以上100GB未満が18%、100GB以上が7.9%の結果となった。前回調査と比べて全体が増加傾向にあるという。顧客満足度は首位がGoogleドライブ、Microsoft OneDrive、Dropboxが続いた。
ユーザーの保有するデータが増加するとともに、クラウドストレージサービスの市場規模も拡大。2021年度時点では、有料および無料サービスあわせた利用者は5,345万人、うち有料サービスの利用者は1,535万人となった。市場規模についても、現在の855億円規模から継続的な増加を見込んでおり、2023年度には920億円規模に達すると予想している。