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Intel、100Gb Ethernet内蔵のXeon D
2022年2月25日 11:11
米Intelは24日(現地時間)、MWC Barcelona 2022の開催に先立ち、通信機器向けの新しいSoC「Xeon D-2700」、「Xeon D-1700」シリーズを発表した。AIや暗号化アクセラレーション機能を備えた、ソフトウェア定義のネットワークやエッジサーバーに好適な製品となっている。
Xeon D-1700は4コアから10コア、Xeon D-2700は4コアから20コアのモデルがラインナップ。Ice Lakeで採用されているSunny Coveコアアーキテクチャをベースとしており、大容量かつ強化された分岐予測を含むフロントエンドの改善、実行リソースの改善、TLBの強化に伴うシングルスレッド実行/プリフェッチの改善、データセンターに最適化されたL2キャッシュなどにより性能が向上した。
同社によれば、従来製品と比べ、画像推論性能は2.4倍、複雑なネットワーク処理性能は1.7倍、SD-WAN/SASEなどIPSecを利用したエッジでの用途では1.5倍、アプリケーションデリバリーコントローラやTLS付きセキュリティアプライアンス用途では1.8倍、通信アプライアンスでは1.56倍の性能を発揮するとしている。
いずれも100Gigabit Ethernetを内蔵できるほか、最大24基のSATA 6Gbpsを搭載できるなど、I/Oを充実させている。機能面では、Quick Assist Technology、Intel SGX、AVX-512などに対応する。
Xeon D-2700シリーズはDDR4-3200/4チャネル/最大1TBのDDR4メモリをサポートするほか、PCI Express 4.0レーンを32基内蔵。TDPは64~125W、パッケージサイズは52.5×45mmで、種類はFCBGA。
一方でXeon D-1700はメモリがDDR4-2933/2チャネル/最大256GBまたは3チャネル/最大384GBとなり、PCI Express 4.0が16レーンとなる。TDPは25~85W、パッケージサイズは45×45mm、種類はFCBGA。