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暗号化資産やメタバースをシームレスに利用できるWeb3対応ブラウザ「Opera」ベータ版

Crypto Browser Project

 Operaは19日(ノルウェー時間)、暗号化資産やメタバースといったWeb3技術(Web 2.0の後継)に対応したブラウザプロジェクト「Crypto Browser Project」を発表し、ベータ版を提供開始した。Windows、Mac、Androidで同日より利用できる。iOS版も近日中に提供する予定。

 暗号ネイティブ(Crypto-native)または暗号技術に興味を持っているユーザー(Crypto-curious)向けに設計され、Web3ブラウジング体験を重視している。分散型アプリ、ゲーム、メタバースプラットフォームの閲覧をより容易にしているという。

 具体的には、「Crypto Corner(暗号コーナー)」と呼ばれる、暗号関連のイベント、エアドロップ(仮想通貨取引所でのイベント)、ポッドキャスト、ニュース、暗号資産価値、“ガス代”(暗号資産の取引手数料を示す)をまとめて表示するアグリゲータを実装している。また、分散型取引所、Web3ベースのNFT、ゲーミングDapp、TelegramおよびTwitterなどに対してはサイドバーから直接アクセスできる。

 自己管理ウォーレットも搭載しているが、ベータ版初期はイーサリアムのみをサポート。今後、Polygon、Solana、Nervos、Celo、Unstoppable Domains、Handshake、ENSなどとのパートナーシップを通じてサポートを拡張する。代替可能なERC-20標準に加え、代替不可の標準であるERC-1155付きERC-721トークンも、2022年第1四半期中に対応する。

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