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ローランド、マイクとカメラの入力を一本化し、高品質ビデオ会議を簡単にする「Webプレゼンテーションドック」

UVC-02

 ローランド株式会社は、Webプレゼンテーションドック「UVC-02」と、スマホ向け配信システム「AeroCaster VRC-01」を3月下旬に発売する。価格はいずれもオープンプライス。いずれもストリーミング配信やビデオ会議に用いる映像や音声のセッティングと運用を簡単に済ませられる点が特徴となる。

UVC-02

 UVC-02は、マイクやカメラなどの映像/音声出力を接続することで、ビデオ会議ソフトの入力ソースを一本化できるドック。PCへの接続はUSB 3.0。

 本体上部にはファンタム電源対応のマイク用XLR端子を備えるほか、背面にヘッドセット端子とAUX入力、HDMI入力を備える。音声のモニタ出力も可能。各音声出力はボリュームツマミで個別に調整できるほか、映像出力、音声出力、マイク入力は個別のボタンでミュート/アンミュートが行なえる。

 映像出力は最大1080/59.94p。音声処理は48kHz/24bit。

 外形寸法は124×117×52mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約460g。

AeroCaster VRC-01

 AeroCaster VRC-01はビデオスイッチャー、音声ミキサー、制御用アプリ「AeroCaster Camera」からなるスマートフォン/タブレット向け配信システム。ストリーミング先はYouTube、Facebook Live、Twitchのほか、カスタムRTMPチャネルが設定可能。

 映像ソースとして最大4台のスマートフォンと、制御アプリ実行中の端末のカメラを使用できる。また2系統のファンタム電源対応XLR入力と1系統のライン入力、RCA形状のモニタ出力を備える。

 制御アプリでは接続している各端末のカメラフォーカスや露出設定などを個別に制御できるほか複数のトランジションエフェクトが利用可能。映像出力は最大1080/60p。音声処理は48kHz/24bit。

 機能面ではネットワーク経由で入力された映像と音声のズレを自動補正するオートディレイ機能のほか、WiFi経由でPCの画面を映像ソースとして設定可能。また端末内に保存されているメディアファイルの表示/再生やPiP/PbP表示も備える。

 外形寸法は220×166×60mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約600g。