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Intel、1.25億ドルでVIA傘下Centaurの人材を取得

 台湾時間の11月4日とやや古いニュースだが、台湾VIA Technologiesは、100%子会社であるCentaur Technologyの人員の一部をIntelに譲渡することを理事会で議決した。これに伴いIntelはCentaurに対し1億2,500万ドルを支払う。

 この情報は、台湾証券交易所の公開資訊で確認できる(11月4日21時16分公開)。

 今回の取引により、Centaurの社員の一部がIntelに移籍される。台湾のメディアの報道によれば、今回の移籍は志願制となっており、Centaurに残ることもできる。また、固形資産ならびに無形資産の譲渡はないとしている。

台湾証券交易所の公開資訊観測站での情報

 Centaurのメインストリーム向けx86開発は事実上、中国の兆芯に移されたと思われる。ちなみにCentaurのホームページは現在「工事中」となっている。

 Centaurは1995年にIDTから来たメンバーによって設立されたx86互換CPUを手掛ける企業。過去に「WinChip」を開発していた。1999年にVIAに買収され、「C3」、「C7」、「Nano」といったプロセッサをリリースした。