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ザイン、USB4の伝送距離を約2.5mまで延長するリドライバ

THCE20RD2U11

 ザインエレクトロニクスは、USB4のデータ転送距離を約2.5mまで延長するアクティブケーブル用リドライバ「THCE20RD2U11」を発表し、サンプル出荷を開始した。

 USB4では規格上最大40Gbpsのデータ転送が可能だが、Thunderbolt 3をベースにした成り立ちから、信号をそのまま伝送するパッシブケーブルの長さは最大80cmが限界だった。一方で、ICイコライザなどによって信号を増幅するアクティブケーブルではより長距離の伝送が可能になる。伝送距離の延長によって、USB4を使う機器の物理的なレイアウトの自由度が向上するなどのメリットがある。

 THCE20RD2U11は、CML(Current Mode Logic)対応のリドライバ機能(1入力1出力×2チャネル)を有するほか、3.3V電源での駆動に対応。銅線アクティブケーブルに搭載することで、最長約2.5mまで延長できるとしている。また従来品と比べてチップ面積を約半分まで小型化している。パッケージサイズは2.47×3.41mm。