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ASUS、全モデル有機EL採用のメインストリーム向けノート/着脱式2in1
2021年11月24日 11:00
ASUS JAPAN株式会社は、メインストリーム向けのノートPC「Vivobook」シリーズから、有機ELディスプレイ搭載モデルを複数発表した。ハイエンドモデルの「Vivobook Pro X」シリーズ、スタンダードモデルの「Vivobook Pro」シリーズ、着脱式2in1の「Vivobook 13 Slate OLED」を用意する。
Vivobook Pro Xシリーズ
Vivobook Pro Xシリーズからは、14型の「Vivobook Pro 14X OLED」および16型の「Vivobook Pro 16X OLED」の2機種が登場。シリーズ内におけるハイエンドモデルとなる製品で、仕事からクリエイティブな作業までカバーできるとする。
発売は11月25日で、両サイズでIntel/AMD CPU搭載モデルを用意。価格は14型の場合、21万9,800円/19万9,800円、16型の場合、20万9,800円/18万9,800円。
どちらもCPUにCore i7-11370HまたはRyzen 9 5900HXを搭載し、GPUにはGeForce RTX 3050を内蔵する。ディスプレイは、90Hz表示対応の14型2,880×1,800ドット光沢有機EL、または16型3,480×2,400ドット光沢有機ELを備え、TÜV Rheinland(テュフラインランド)やPANTONE認証も取得する。
クリエイティブ作業向けの機能としては、タッチパッド左上に仮想ダイヤルがLED発光で浮かび上がる「ASUS DialPad」を内蔵。画面のスクロールなどのほか、編集ソフト上でツールの切り替えやパラメータの調整といった操作を簡単に行なえる。そのほか、ビデオ会議などに便利なAIノイズキャンセリング機能も備える。
そのほか共通の仕様として、16GBメモリ、512GB SSD(PCIe 3.0接続)、GeForce RTX 3050、Windows 11 Homeなどを搭載。
インターフェイスはほぼ共通で、Thunderbolt 4(Intelモデル)またはUSB 3.0 Type-C(AMDモデル)、USB 3.0、USB 2.0×2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、HDMI、92万画素Webカメラ、指紋認証センサー、microSDカードスロット、ASUS DialPad(タッチパッドに内蔵)、音声入出力などを備える。
本体サイズ/重量は、Vivobook Pro 14X OLEDが317.4×228.5×18.2mm(幅×奥行き×高さ)/約1.48kg、Vivobook Pro 16X OLEDが360.5×259×18.9~19.5mm(同)/約1.94kg。バッテリ駆動時間は14型が約9.4時間(Intel)/約9.9時間(AMD)、16型が約14.2時間(Intel)/約15.7時間(AMD)。
Vivobook Proシリーズ
Vivobook Proシリーズからは、14型の「Vivobook Pro 14 OLED」および15.6型の「Vivobook Pro 15 OLED」の2機種を用意。前者はAMD CPU搭載の3モデルを用意し、12月上旬に発売する。価格は12万9,800円から17万9,800円。
後者はIntel/AMD CPU搭載の計8モデルを用意し、11月25日より順次発売する。価格は12万9,800円から19万9,800円。
有機EL搭載PCのスタンダートモデルとして投入し、より幅広いユーザーに有機ELを体験してもらえる製品に仕上げたという。薄型の筐体や狭額縁デザインなどを特徴とし、15.6型モデルでは、ディスクリートGPUとしてGeForce RTX 3050も搭載できる。なお、ハイエンドモデルとなるVivobook Pro Xシリーズとは異なり、ASUS DialPadは非搭載となる。
主な仕様は、Vivobook Pro 14 OLEDの場合、Ryzen 9 5900HX/7 5800H、16GB/8GBメモリ、512GB SSD(PCIe 3.0接続)、14型2,880×1,800ドット90Hz表示対応光沢有機EL、Windows 11 Homeなどを搭載。
インターフェイスは、USB 3.0 Type-C、USB 3.0、USB 2.0×2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、HDMI、92万画素Webカメラ、microSDカードスロット、音声入出力などを備える。
本体サイズは317.4×228.5×19.52mm(同)、重量は約1.464kg。バッテリ駆動時間は約10.9時間。
Vivobook Pro 15 OLED(Intelモデル)の場合、Core i7-11370H、16GBメモリ、512GB SSD(PCIe 3.0接続)、GeForce RTX 3050、15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)光沢有機EL、Windows 11 Homeなどを搭載。
Vivobook Pro 15 OLED(AMDモデル)の場合、Ryzen 9 5900HX/7 5800H、16GB/8GBメモリ、1TB/512GB SSD(PCIe 3.0接続)、Radeon Graphics(CPU内蔵)またはGeForce RTX 3050、15.6型フルHD光沢有機EL、Windows 11 Homeなどを搭載。
インターフェイスはほぼ共通で、Thunderbolt 4(Intelモデル)またはUSB 3.0 Type-C(AMDモデル)、USB 3.0、USB 2.0×2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、HDMI、92万画素Webカメラ、microSDカードスロット、音声入出力などを備える。
本体サイズは359.8×235.3×20.4mm(同)、重量は約1.65kg。バッテリ駆動時間は約11.4時間(Intel)/約12.7~14.7時間(AMD)。
Vivobook 13 Slate OLED
Vivobook 13 Slate OLEDは、着脱式キーボードと13.3型有機ELディスプレイを備えた2in1。上位、下位の2モデルを用意し、前者は12月上旬、後者は11月25日に発売する。価格はそれぞれ10万9,800円、9万4,800円。
着脱式2in1の筐体を生かし、仕事からプライベートでの使用まで幅広い用途をカバー。DCI-P3 100%カバーやHDRに対応する有機ELディスプレイにより、映像鑑賞などにも好適だとする。キーボードに加え、縦置き/横置き両対応の着脱式スタンドカバーも付属。別売のスタイラスペンによるペン入力もサポートする。
主な仕様は上位モデルの場合、Pentium Silver N6000、8GBメモリ、256GB SSD(PCIe 3.0接続)、13.3型フルHD光沢有機EL、Windows 11 Homeなどを搭載。
下位モデルの場合、Pentium Silver N6000、4GBメモリ、128GB eMMC、13.3型フルHD光沢有機EL、Windows 11 Home(Sモード)などを搭載。
インターフェイスはどちらも、USB 3.1 Type-C×2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、1,258万画素背面/491万画素前面カメラ、microSDカードスロット、音声入出力などを備える。なお、グローバルモデルと異なり、指紋認証センサーは非搭載となる。
本体サイズ/重量は、タブレット部のみで309.9×190×8.25mm(同)/約785g、スタンドカバー/キーボード装着時で310×198×17.55mm(同)/約1,385g。バッテリ駆動時間は約10.3~12.9時間。