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macOS Monterey/Windows 11対応の「Parallels Desktop 17 for Mac」

Parallels Desktop 17 for Mac

 米Parallelsは10日(現地時間)、macOS向けの仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop 17 for Mac」を発表した。搭載機能により、標準エディション、Pro Edition、Business Editionの3種類を用意し、直販では本日10日、そのほかの販路では27日より順次発売する。

 直販価格は標準エディションの場合、新規永続ライセンスが9,818円、旧バージョン(永続ライセンス)からのアップグレードが5,204円、サブスクリプションタイプが新規/更新ともに年額8,345円。Pro EditionおよびBusiness Editionはサブスクリプションタイプのみの提供となり、どちらも新規/更新ともに年額9,818円。前者では任意のエディションからのアップグレードも用意し、年額5,204円。

 本バージョンでは新たにホスト/ゲストOSとしてmacOS Montereyをサポートし、Windows 11への最適化も実施予定。Parallels Desktop 17のインストールアシスタントからどちらもインストールが可能となる。

 また、大幅な性能向上も図っており、OpenGLのグラフィックス性能が最大6倍、2Dグラフィックスが最大25%、WindowsやLinuxの再開動作が最大38%高速化したとする。加えてM1 Macでは、Windows 10 Insider Preview関連やDirectX 11などが、Intel Macではネットワーク性能がそれぞれ向上している。

 さらに、Windows向けディスプレイドライバの改良や、macOSとWindowsのシームレスな連携を実現するCoherenceモードの操作性向上、USBデバイスの対応強化などを実施。加えて、M1 Macでも仮想TPMをサポートした。

 そのほか、Pro Editionではリンククローンから独立した仮想マシンを作成できる機能などを、Business Editionでは組織向けに仮想マシンのプロビジョニング機能などをそれぞれ追加している。