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rinnaとデジタルヒューマン、AIチャットエンジンとAIアバターを統合

 rinna株式会社およびデジタルヒューマン株式会社は、AIチャットエンジンとAIアバターを統合させるAIキャラクターの開発において協業すると発表した。

 rinnaはMicrosoftのAI&リサーチ部門がスピンアウトして2020年6月に設立された企業。これまでディープラーニング技術を駆使したチャットボット「りんな」を展開しており、文脈に応じた会話文を自動生成して自然に会話できる「共感チャットモデル」、話し声や歌声で豊かに環境表現する「音声合成システム」などを発表してきた。

 一方デジタルヒューマンはUneeQが開発するリアルAIアバター「デジタルヒューマン」のディストリビューターで、UneeQに代わって日本における事業展開をしている。会話内容に合わせて、顔の表情、声のトーン、唇の動き、ヘッドモーション、ボディモーション、マイクロアイモーションを自動で生成するのが特徴。

 協業により、rinnaの法人向けAIチャットボット開発プラットフォーム「Rinna Character Platform」のユーザーインターフェイスとしてデジタルヒューマンが利用可能となり、自由に会話する能力や、顔と表情、音声、視覚、聴覚を備えたAIキャラクターの開発が可能になるとしている。