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懐かしのVoodooやRage Fury MAXXなど。Colorfulが「GPU歴史博物館」開設

 中国Colorfulは5月27日(現地時間)、中国国内初となる「GPU歴史博物館」を開設したと発表した。住所はまだ明らかにしていないが、今後一般公開をする予定。

 展示は1980年代のアドレスを探すだけのMDA(おそらくMonochrome Display Adapterだと思われるが、写真がないため不明)から始まり、1990年代半ばのVoodooを経て、最新のGeForce RTX 3090まで用意されており、GPU業界のマイルストーン的な製品を展示。

 NVIDIAで思い出深い製品としては、NVIDIA最初の「NV1」、David Kirk博士を招いて開発した「RIVA 128」、ハードウェアT&Lを実現した「GeForce 256」などが展示されている。

NV1
GeForce 256

 NVIDIAが後に買収した3Dfxの製品も展示しており、初代「Voodoo」、「Voodoo 2」、「Voodoo 5」などを用意。Voodooがもたらした3Dグラフィックスは、それまで2Dに慣れ親しんできた1970年代からのユーザーに大きな衝撃をもたらし、“神”として拝められ、一時市場シェアは85%にまで高まったという。

Voodoo

 一方、ATIの製品としては2つのRage 128 Proを1枚のカードに集約した「Rage Fury MAXX」や、Appleの「Macintosh Plus」も展示されている。このほか、IBM、3DLabs、Intel、S3、Tridentの製品も用意している。

Rage Fury MAXX

 博物館ではこのほか中国のeスポーツの歴史を紹介するコーナーや、3画面によるレーシングゲーム体験、VR体験コーナー、そしてAmpereアーキテクチャの紹介コーナーなども用意されている。

 ビデオカード“厨”の筆者としては、コロナ禍で現地に行って取材ができないのがいささか悔やまれる。いずれ訪れたい。

Macintosh Plus
GPU展示コーナー
中国のeスポーツ紹介コーナー
レーシング体験コーナー
VR体験コーナー
Ampereアーキテクチャの解説