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App Storeなど多数の脆弱性を修正したmacOS Big Sur 11.4公開

macOS Big Sur 11.4

 Appleは24日、多数の脆弱性修正やPodcast機能強化などを含むmacOSの最新版「macOS Big Sur 11.4」を公開した。

 本バージョンでは、App Storeにおいて悪意あるアプリケーションがサンドボックスを突破できる問題(CVE-2021-30688)や、ソフトウェアアップデート中にログイン画面をバイパスできてしまう問題(CVE-2021-30668)、悪意あるWebコンテンツによってクロスサイトスクリプティングが実行が可能となるWebKitの問題(CVE-2021-30744ほか)など、多くの脆弱性を修正した。

 機能面では、Apple Podcastアプリにおいて、月間/年間購読による課金機能が利用可能となった。加えて、Safariのブックマークの並び順が変わったり、非表示フォルダに移動してしまう問題や、スリープから復旧した際に一部のWebサイトが正常に表示できない不具合などを修正している。

 そのほか、macOS Catalina向けにセキュリティアップデート2021-003、Mojave向けにセキュリティアップデート2021-004の提供も同日より開始している。