マスク着けたままでもApple WatchでFace ID解除。iOS 14.5配信

　Appleは27日、iPhone向けの「iOS 14.5」、およびiPad向けの「iPadOS 14.5」、Apple Watch向けの「watchOS 7.4」を配信開始した。

　iOS 14.5では、マスクを着けたままでも、Apple Watch Series 3以降を装着していれば、iPhone X以降のFace IDロック解除ができるようになった。なお、この利用はwatchOS 7.4への更新が前提となっている。

　また、AirTagをサポートし、「探す」アプリでAirTagを付けた持ち物が検索できるようになった。この機能はiPhone 11/12のUWB(超広帯域無線)を利用しており、視覚/聴覚/感触的なフィードバックで、ユーザーをAirTageの近くに誘導できる。

　このほか、絵文字の追加、Siriの機能強化、どのアプリに対しトラッキングを強化するか選択できるプライバシー機能の強化、Apple MusicやPodcastの機能強化、5Gの改善、セキュリティアップデートなど、多数の強化/修正を行なっている。

　iPadOS 14.5ではFace IDの強化や5Gの改善はないが、そのほかのiOS 14.5の新機能は実装している。