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マウス、JeSU公認のeスポーツ向け第11世代Core搭載ゲーミングPC

JeSU公認PC

 株式会社マウスコンピューターは、日本eスポーツ連合(JeSU)公認PCとなるゲーミングPC「G-Tune EN-ZJ」および「G-Tune HN-ZJ」を発売した。価格はそれぞれ21万9,780円、24万1,780円。

 JeSU公認PCは、eスポーツにおけるプレーヤー側、大会運営/法人側の両方の視点から使いやすいPCを目指した製品。プロゲーマーなどにヒアリングを行ない、複数のタイトルで検証を行なうことで、どちらの用途でも活用できる製品に仕上げた。現時点ではデスクトップPCのみだが、ノートPCについても投入を計画しているという。

 プレーヤー視点では、FPSなどのゲームにおいて意図的に画質設定を下げてフレームレートを高める傾向があることから、各検証タイトルの画質設定を最低とした場合の最低/平均/最高フレームレートを検証。平均フレームレートで120fps以上が発揮できる仕様とした。

 一方運営/法人視点では、ゲーム映像の配信を行なうさいに60fps以上のフレームレートは求められない場合が多いことから、画質設定を最高とした場合のフレームレートを検証し、最大固定fpsまたは60fps以上が発揮できる仕様としている。さらに、これらの検証結果を製品情報として提供することで、ユーザーが実現したいプレイ環境を予算に応じて入手しやすくなるとする。

天板にHDMIポートなどのインターフェイスを装備
USB 3.2 Gen 2x2や2.5Gigabit Ethernetも搭載
プレイヤー視点からの検証
運営や法人視点からの検証
検証タイトルは今後も追加していく予定

 どちらもCPUにCore i7-11700K(8コア/3.6GHz)を採用し、メモリは32GBを搭載。GPUについては、標準モデルとなるEN-ZJではGeForce RTX 3060、ハイスペックモデルとなるHN-ZJではGeForce RTX 3070をそれぞれ内蔵する。筐体は床置きを想定したデザインで、天板部にHDMIを含むインターフェイスを用意。底面にはマグネット着脱式のダストフィルタも装備した。

 そのほか共通の仕様として、1TB M.2 NVMe SSD、水冷CPUクーラー、Windows 10 Homeなどを搭載。

 インターフェイスは、USB 3.2 Type-C Gen2x2、USB 3.0×9、USB 2.0×2、2.5Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5、HDMI、DisplayPort×3、SDカードスロット、音声入出力などを備える。

 本体サイズ約210×521×426mm(幅×奥行き×高さ)。重量はEN-ZJが約11.9kg、HN-ZJが約12.2kg。

G-Tune EN-ZJ
G-Tune HN-ZJ

すべてのeスポーツプレーヤーがプレイに没頭できる環境を提供

株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長 小松永門氏
日本eスポーツ連合 理事 越智政人氏

 発売にあわせて開催された発表会では、冒頭で同社代表取締役社長の小松永門氏が登壇。今回のJeSU公認PCの投入により、すべてのeスポーツプレーヤーのPCに対する心配をなくし、ゲームに没頭できる環境の提供に寄与していきたいとした。また、コロナ禍においてeスポーツのもつオンラインの特性は最大の武器となっており、ハードウェアで業界に貢献できることを嬉しく思うと述べた。

 続いて、JeSUの理事を務める越智政人氏も登壇。今回のJeSU公認PCについて、初心者からプロゲーマーまで幅広く利用してもらいたいとした。また、独自の取り組みとして、JeSU主催大会や地方支部主催のイベントへの公認PCの貸出を行なう予定で、マウスコンピューターとともに日本のeスポーツシーンを活性化していくという。

 発表会の後半では、プロeスポーツチームのDetonatioN Gamingから、板橋ザンギエフ選手とナウマン選手が登場。今回発表のPCを使用した「ストリートファイターV チャンピオンエディション」のエキシビションマッチも実施された。

エキシビションマッチも行なわれた ©CAPCOM U.S.A., INC. ALL RIGHTS RESERVED.