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ASUS、18GBメモリ/Snapdragon 888搭載の5Gゲーミングスマホ「ROG Phone 5 Ultimate」

ROG Phone 5 Ultimate

 ASUSは、6.78型5G対応ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 5」シリーズを発表した。ベースモデルの「ROG Phone 5」に加え、「ROG Phone 5 Pro」、「ROG Phone 5 Ultimate」の3機種を展開する。発売時期は順に3月、4月、5月の予定で、欧州での価格は順に799ユーロから、1,199ユーロ、1,299ユーロ。

 ROG Phone 5シリーズは、2020年9月発売の「ROG Phone 3」の後継機種となるゲーミングスマートフォン。3モデルともにSoCにSnapdragon 888を搭載し、メモリ(LPDDR5)/ストレージ(UFS 3.1)構成は、ROG Phone 5の場合8GB/128GB、12GB/256GB、または16GB/256GB、同Proの場合16GB/512GB、同Ultimateの場合18GB/512GBとなる。なお、「ROG Phone 4」をスキップしたのは、「4」が中国における忌み数だったからだとしている。

 ディスプレイには6.78型2,448×1,080ドットで1ms/144Hz駆動対応のAMOLEDを採用。リフレッシュレートは従来機から変わらないものの、タッチサンプリングレートを300Hzに引き上げ、タッチ入力時の遅延を24.3msにまで短縮した。また、Always-on HDR機能やHDR10+のサポート、Delta E 1未満の色精度の高さなども特徴としている。

 本体中央部にCPUを配置するCentered-CPUデザインの採用に加え、大型の3Dベイパーチャンバー、グラファイトフィルムなどを組みあわせ、冷却性能を高めた。加えて、外付けクーラーも機能を強化した「Aeroactive Cooler 5」として引き続き用意。使用時にはCPU温度を最大10℃、表面温度を最大15℃抑えられるとしている。ファンの左右には新たに物理ボタンを1基ずつ装備しており、モーションコントロールや超音波センサーによる仮想ボタンの拡張が可能な「AirTrigger 5」の一部としても利用できる。

 ゲーム向け機能としては、CPUやGPUのクロック、リフレッシュレートの引き上げなどにより性能向上を図る「X Mode」および「X Mode+」を搭載。また、表示色を反転するScout modeや特定の操作を割り当てられる仮想ボタンのQuick control、通知の非表示や特殊機能の無効化などをまとめて切り替えるEsports modeなどが利用できるユーティリティ「Armoury Crate」も用意する。

 音響面では計2基の前面スピーカーや4基のマイクアレイに加え、3.5mmヘッドフォンジャックが復活。位相補正やクロストークキャンセル機能も搭載する。カメラは背面がソニー製IMX686センサーを採用し、6,400万画素メイン、1,300万画素超広角、マクロのトリプルカメラ構成で、前面が2,400万画素となる。そのほか筐体背面には、ROG Phone 5ではイルミネーション機能の「Aura RGB」、ROG Phone 5 ProおよびUltimateでは、アニメーションやテキストを表示できるROG Visionと背面タッチボタンの「Rear touch」を装備する。

 Sub-6方式の5Gネットワークをサポートするほか、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2などに対応。本体サイズは77×173×9.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は239g。バッテリは3,000mAh×2を備え、51分で100%までの急速充電が可能。

Aeroactive Cooler 5。ファンの左右には物理ボタンを装備
ROG Phone 5