JVC、片目2,560×1,440ドットの半透過ヘッドマウントディスプレイ

HMD-VS1W

　株式会社JVCケンウッドは、片目で2,560×1,440ドット、両目で5,120×1,440ドット表示が可能なパネルを採用したヘッドマウントディスプレイ「HMD-VS1W」を3月下旬より受注開始する。価格はオープンプライス。

　水平視野角120度を確保した高解像度パネルを搭載し、従来のようにレンズを通して見るのではなく、ミラーを介して映像を見る方式を採用。これにより従来製品の課題であった周辺ボケや色収差を抑え、画素感がない自然な視野を実現した。

　また、前面をハーフミラー(透過型)とし、実際の機器や計器類を目視しながら操作可能で、バーチャル映像を見ながら現実の機器を操作するといったことも可能。インテリア/自動車内装デザインの検証、自動車/フライトシミュレータ、医療機器/重機の遠隔操作、製造業/顧客トレーニングといったシミュレーション用途で使えるとしている。

　Valveの「SteamVR Tracking System 2.0」に対応し、市販のベースステーション(SteamVR Base Station 2.0」と組み合わせて本機をトラッキングできる。また、肌に直接触れるパッドはアルコール消毒や交換が可能なほか、ステレオミニプラグにより好みのヘッドフォンと組み合わられる。