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ASUS、0.2msの超低遅延光学式キーボード搭載ゲーミングノート。Ryzen 9/RTX 3080を採用

ROG Strix SCAR 15 G533QS

 ASUS JAPAN株式会社は27日、Ryzen 9 5900HXとGeForce RTX 3080を搭載するゲーミングノートを発表した。15.6型の「ROG Strix SCAR 15 G533QS」と、17.3型の「ROG Strix SCAR 17 G733QS」の2機種を用意し、前者は2月上旬~中旬に、後者は中旬~下旬に発売する。価格は両機種ともに32万9,800円。

 15.6型のほうはWQHD(2,560×1,440ドット)でリフレッシュレート165Hz表示の液晶を、17.3型のほうはフルHD(1,920×1,080ドット)で300MHz表示の液晶を搭載し、応答速度は3ms。それぞれCPU/GPU、メモリやストレージの構成は変わらない。

 8コア/16スレッド動作のRyzen 9 5900HXと、ノートパソコン向け最上位GPUのGeForce RTX 3080を搭載しながら、Thermal Grizzly製の液体金属を使用することで、通常グリスと比べて最大16℃の温度低下を実現。ターボモードでも45dB以下の静音性を実現した。

 冷却機構はCPUとGPUをそれぞれ冷却するデュアルファン仕様で、6本のヒートパイプで連結し、12V駆動のファンで強力に冷却。ファンのブレード数は84枚で、2019年モデルから1枚増やしつつ、エアフローは13%改善された。自動的にホコリを排出する「セルフクリーニング2.0」も搭載する。

 本製品のキーボードにはASUS独自のオプティカルメカニカルスイッチが採用されており、従来のメカニカルキーボードの反応時間30msから0.2msへと高速化。押下を光で判定する光学式のスイッチなので遅延を極限まで減らせるという。

 キーストロークは1.7mmで、Nキーロールオーバー対応。キーキャップに0.15mmのくぼみを設けることで打鍵感を高めている。また、1億回の打鍵試験に合格しており、耐久性は従来比で5倍という。バックライト機能も備え、イルミネーション機能のAura SYNCもサポートする。

 電源は独自ACアダプタを利用するが、USB Type-Cポート経由のUSB PDによる充電も可能。バッテリ容量は90Whと大容量で、15.6型は約10.1時間、17.3型は約12.2時間駆動し、急速充電により30分の充電で50%まで充電することができる。

ROG Strix SCAR 15 G533QS
ROG Strix SCAR 17 G733QS
【表】ROG Strix SCARシリーズのスペック
ROG Strix SCAR 15 G533QSROG Strix SCAR 17 G733QS
CPURyzen 9 5900HX(8コア/16スレッド、3.3~4.6GHz)
GPURadeon Graphics(CPU内蔵)、GeForce RTX 3080(Optimus Technology対応)
メモリDDR4-3200 32GB
ストレージSSD 1TB×2(PCIe 3.0 x4接続)
ディスプレイ15.6型非光沢液晶17.3型非光沢液晶
解像度2,560×1,440ドット1,920×1,080ドット
リフレッシュレート165Hz300Hz
OSWindows 10 Home
バッテリ駆動時間約10.1時間約12.2時間
キーボード英語88キー、光学式メカニカル、全キーRGBイルミネーション英語100キー、光学式メカニカル、全キーRGBイルミネーション
汎用ポートUSB 3.1 Type-C(USB PD、DisplayPort対応)、USB 3.0×3
カードリーダ-
映像出力USB Type-C、HDMI
無線機能Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、Gigabit Ethernet
Webカメラ-
その他クワッドスピーカー(2W×2、1W×2)、アレイマイク、音声入出力端子
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)354.9×259.9×22.6~27.2mm395×282.1×23.4~27.5mm
重量約2.3kg約2.75kg

【お詫びと訂正】初出時に、SSDをRAID 0構成としておりましたが、RAIDは使われておりません。お詫びして訂正させていただきます。