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マウス、Ryzen搭載で厚み2.8cmの超小型パソコン「mouse CT6」を本日店頭先行発売。税別6万9,800円から

mouse CT6

 株式会社マウスコンピューターは25日、秋葉原ダイレクトショップ(東京都千代田区外神田1-2-4)において、コンパクトパソコン「mouse CT6」の店頭先行販売を開始した。直販サイトでは1月下旬に発売予定。標準モデルの税別価格は6万9,800円で、Microsoft Office Personal 2019同梱モデルが8万9,800円。

 mouse CT6は家庭内学習や動画再生などに向けたコンパクトパソコン。付属のVESAマウントでディスプレイの裏面に固定して設置できるほか、CPUにRyzen 5 4500U(6コア/最大4GHz駆動)を採用している。

設置例
前面インターフェイス
背面インターフェイス
付属のVESAマウントでディスプレイの背面に設置できる
フットスタンド

 おもな仕様は、OSがWindows 10 Home、メモリ8GB、ストレージが256GB M.2 SATA SSD。インターフェイスはUSB 3.0×5(うち1つはUSB Type-C)、USB 2.0×2、HDMI、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6対応無線LAN、Bluetooth 5.0、音声入出力。前面にはSDメモリーカードリーダも備える。

 本体サイズは約28mm×150×194(幅×奥行き×高さ)、重量は本体のみが約591g、フットスタンド装着時が約749g。

 なお、メモリとストレージについてはオプションでカスタマイズに対応しており、メモリは16/32GBまで、ストレージはM.2 512GB SATA SSD/1TB NVMe SSD+1TB HDDまでそれぞれ増設できる。購入後にカスタマイズを希望する場合は、保証対象外になるがメモリと2.5インチのストレージのみ交換が可能。

購入時にメモリとストレージを増設可能
ケースを開けたところ(マウスコンピューター提供)
ケース表面にはチーズのブランドマーク(マウスコンピューター提供)

 Ryzen 5 4500Uを搭載したコンパクトパソコンは、発表済みのものではASUSやASRockからリリースされているが、国内メーカーでの採用はまだ少ない。マウスコンピューターは法人向けブランド「MousePro」でコンパクトパソコンを販売しているが、「G-Tune」などのゲーミングブランドを含む個人向けの製品は、ここ数年ラインナップから姿を消していた。

 マウスコンピューターによれば、Ryzenには「安価で高性能」なイメージが一般に浸透してきていることから、一般向けのデスクトップやノートパソコンのRyzen搭載モデルにバリエーションを加える目的で、コンパクトパソコンのラインナップを復活させた経緯があるという。

 ECサイトにおけるmouse CT6の販売は1月下旬と、店頭より1カ月ほど遅れる。今回、店頭先行販売を実施する理由は、製品化が完了した時点で売り出すまでのスピードを重視した結果だとしている。ECサイトの場合は専用ページの作成などいくつかの準備がどうしても必要だが、店頭であれば製品が用意できた段階ですぐに販売できるため、2020年中の売上を見込む意味でも、店頭での先行販売が適切と判断した。

 実店舗の新型コロナ感染症対策については、店員のフェイスシールド+マスク着用を行なうほか、混雑時の入場制限やアクリル板による間仕切りの設置、1~2時間間隔での店頭機材の消毒を実施。常時換気のため店舗入り口にあるエアカーテンの稼働も停止している。

 mouse CT6の使用感を含めた詳細については、年明けに掲載するレビュー記事で詳しく紹介する予定なので、しばらくお待ちいただければ幸いだ。

換気のため店舗入口のエアカーテンは停止
混雑時には入場制限を実施する
アクリルの仕切り板を設置した
アルコール消毒液を設置
スタッフはフェイスシールドとマスクを着用する