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Zoom、エンドツーエンド暗号化を提供開始。無料/有料問わず

 オンライン会議プラットフォームの「Zoom」は26日(米国時間)、会議のエンドツーエンド暗号化(E2EE)機能をテクニカルプレビューとして提供開始した。

 MacおよびWindowsパソコン向けのクライアントバージョン5.4.0以降、およびAndroidアプリ、Zoom Roomsですぐに利用可能となっていて、iOS版はAppleによる承認待ちの状態。有償/無償問わず、同日より全世界のユーザーが利用でき、最大200人までの参加者による会議に対応。今後30日のあいだ、ユーザーからのフィードバックを積極的に募集する。

 ZoomのE2EEでは256bitのAES-GCM暗号化が使われており、会議のホストが暗号化キーを生成し、公開キーを利用してほかの会議参加者に配布できる。参加者以外のいかなる人(会議サーバーでさえも)も暗号化キーにアクセスできない仕組みとなっていて、解読が不可能となっている。

 管理者の場合、アカウント、グループ、およびユーザーレベルでE2EE機能をWebダッシュボードで有効にできるほか、アカウントまたはグループレベルでロックもできる。