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富士通、前に座るだけで復帰+ログインする一体型デスクトップ
~上位はRyzen+Radeon+4K液晶でカジュアル3Dゲーム対応
2020年10月19日 11:00
富士通クライアントコンピューティング株式会社は、前に座るだけでサスペンドから復帰して顔認証でログインできる一体型デスクトップパソコン「FMV ESPRIMO FH」シリーズ5モデルを10月22日より順次発売する。搭載OSはすべてWindows 10 Homeで、価格はオープンプライス。
いずれのモデルもデスクトップとしては異例とも言えるモダンスタンバイに対応。電源ボタンを押すと即座に復帰したりスタンバイに移行したりできる。この特性を活かし、画面下部に人感センサー、上部にWindows Hello対応Webカメラを搭載し、ユーザーがパソコンの前に座るだけで復帰してログイン可能。すぐに使えるようになる“瞬感起動”機能を備えた。
この機能では、画面がオフのまま顔認証を行なうので、ユーザーがパソコンの前を通り過ぎ、近接センサーが反応しただけでは、画面が点かないよう工夫がなされている。つまり、パソコンの前で画面を見てはじめてディスプレイが復帰する仕組みとなっている。
また、大容量の熱移動に適したヒートパイプを新たに採用し、放熱性を向上。最上位モデルの「FH-G/E3」では、CPUにRyzen 7 4700U、ディスクリートGPUにRadeon RX 5300Mを搭載し、3,840×2,160ドット表示対応の非光沢IPS液晶、2.5Gigabit Ethernetを搭載。カジュアルゲーミングやライトなコンテンツクリエーションも可能とし、「PaintShop Pro 2020」、「AfterShot Pro 3」、「PowerDirect 16」といったクリエイティブアプリ6種類をプリインストールする。
一方、FH-G/E3を除くモデルではHDMI入力を備えており、本体の液晶を外部液晶ディスプレイとして利用可能。テレワークのサブディスプレイや、ゲーム機用ディスプレイとして活用できる。
最上位のFH-G/E3のおもな仕様は、CPUにRyzen 7 4700U、メモリ16GB、ストレージに1TB PCIe SSD、GPUにRadeon RX 5300M、3,840×2,160ドット表示対応23.8型液晶ディスプレイ、Office Home & Business 2019を搭載し、税別店頭予想価格は23万円弱の見込み。発売は12月10日。
上位の「FH77/E3」は、CPUにCore i7-1165G7、メモリ8GB、ストレージに256GB PCIe SSD+1TB HDD、BDドライブ、地デジ/BS/CS対応ダブルチューナ、1,920×1,080ドット表示対応23.8型液晶ディスプレイ、Office Home & Business 2019を搭載し、税別店頭予想価格は20万円弱の見込み。発売は11月12日。
中位の「FH70/E3」は、FHF77/E3からストレージを512GB PCIe SSD、光学ドライブをDVDスーパーマルチドライブに変更し、TVチューナを省いた。税別店頭予想価格は19万円弱の見込み。発売は11月12日。
下位の「FH60/E3」は、FH70/E3からCPUをRyzen 5 4500Uに変更。税別店頭予想価格は15万円弱の見込み。発売は10月22日。
最下位の「FH52/E3」は、FH70/E3からCPUをCeleron 6305、メモリを4GBに変更。税別店頭予想価格は14万円強の見込み。発売は11月26日。
有線LANはFH-G/E3のみ2.5Gigabit Ethernet、残りはGigabit Ethernet。そのほかのインターフェイスはほぼ共通で、USB 3.1 Type-C、USB 3.0×3、SDカードスロット、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、約92万画素Webカメラ、HDMI出力、HDMI入力(FH-G/E3除く)、音声入出力などを備える。
本体サイズは、FH-G/E3が544×108×400~401mm(幅×奥行き×高さ)、FH77/E3、FH70/E3、FH60/E3が544×174×385~386mm(同)、FH52/E3が後日発表。重量はFH-G/E3が約6kg、FH77/E3が約6.4kg、FH70/E3が約6.2kg、FH60/E3が約6.3kg、FH52/E2が後日発表。