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Intel、IoT/組み込み向けで40画面まで対応する第11世代CoreやAtom x6000E

Atom x6000Eシリーズ

 Intelは23日(現地時間)、IoTなどの組み込み向け第11世代Coreプロセッサ、Atom x6000Eシリーズ、PentiumとCeleronのNおよびJシリーズを発表した。

 組み込み向けの第11世代Coreプロセッサでは、Core i7-1185G7E、i5-1145G7E、i3-1115G4EのSKUを用意。Core i7-1185G7Eは最新グラフィックス機能のIris Xe Graphicsを搭載し、フルHD/30Hzの映像を40画面同時出力可能。4K/60HzのHDR映像であれば、4画面、8K/60Hzでは2画面出力が行なえる。ディープラーニングの推論処理アクセラレータであるDL(Deep Learning) Boostもサポートしている。

【表】組み込み向けの第11世代Coreプロセッサのスペック
Core i7-1185G7ECore i5-1145G7ECore i3-1115G4E
TDP/cTDP28/15/12W28/15/12W28/15/12W
コア/スレッド数4コア/8スレッド4コア/8スレッド2コア/4スレッド
キャッシュ12MB8MB6MB
ベースクロック2.8GHz(28W)/1.8GHz(15W)/1.2GHz(12W)2.6GHz(28W)/1.5GHz(15W)/1.1GHz(12W)3GHz(28W)/2.2GHz(15W)/1.7GHz(12W)
ターボクロック4.4GHz4.1GHz3.9GHz
GPUIrix Xe GraphicsIrix Xe Graphics-
実行ユニット(EU)96基80基48基
組み込み向け第11世代Coreプロセッサ

 Atom x6000Eシリーズは4コアまでの全8モデルを展開。TDPは4.5Wから12Wまでを用意。PentiumとCeleronはNとJのモデルをそれぞれ2種類ずつ揃えており、N系がTDP 6.5W、J系が10Wとなる。コア数は2~4コア。GPUはUHD Graphicsで、4K/60Hz表示を3画面同時に行なえる。

Atom x6000Eシリーズ