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音にこだわったパソコンでテレワークを支援。ニューノーマルへのFCCLの取り組み
2020年9月7日 13:04
富士通クライアントコンピューティング株式会社(FCCL)は、テレワークやオンラインの活用に向けた同社の取り組みに関する発表会を開催した。
オンラインを活用したニューノーマルを後押しするFMVシリーズ
まず、同社代表取締役社長の齋藤邦彰氏から、在宅・オンラインニーズに対する取り組みについて説明が行なわれた。
新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、会議や学校授業などさまざまな分野におけるオンライン化が進められているなかで、今までの代替手段としてオンライン化をはじめたいといった要望が同社にも寄せられていたという。しかし最近では、より効果的で誰にでも使えるようにしたいといった要望が増えてきており、オンラインならではの価値が欲しいというニーズだと捉えているという。
こういった要望に応えるため、実際にパソコンを提供することでオンライン化の支援を実施。ユーザーの求めていることや困っていることを把握し、FMVの開発チームがそれらをすばやく解決していく一連のサイクルを進めており、その取り組み例について紹介した。オンラインレッスンなどを導入したユーザーからは、新型コロナウイルス感染症のような病気だけでなく、教室から遠い場所に住んでいてもレッスンが受けられたり、豪雨や猛暑といった天候の変化の影響を受けづらい点などが利点として挙げられたほか、FMVのキーボードやディスプレイ、音響面のよさについても言及されていた。
加えて「LIFEBOOK NH」シリーズを例として、ニューノーマルを支えるためのパソコンへのこだわりについても触れられた。AIアシスタントの「ふくまろ」の搭載に加え、とくに音響面についてこだわったとしており、4基のマイクを内蔵し、それぞれの特性をチューニング。筐体構造の最適化を図ることで周波数特性を一定とし、クリアな音質を実現したという。スピーカーでは、母音を増強することで聞き取りやすくするボイスモード技術など、ハードウェアだけでなくソフトウェアも活用。このようなこだわりはFMVシリーズ製品全体で実施しており、最適なオンライン生活を実現するとした。
また、同社が実施したニューノーマルにおける行動と消費の変化についての調査結果についても報告が行なわれた。5月20日~26日の期間で実施し、おもに40代以上のユーザーから計7,161件の回答が得られたという。
結果によれば、62.4%がパソコンの利用時間が増加したと答えており、うち25%は2時間以上増えたと回答。40~50代のユーザーの5人に1人がテレワークに取り組んでおり、実施にあたって購入したものとしてマイクやヘッドセットなどの音声デバイスがパソコンの次に多い結果となるなど、音響面への感心の高さがうかがえるとした。
サービス面でもオンライン活用をサポート
続いて、同社副社長の竹田弘康氏から、オンライン化などに向けたユーザーの要望に応えるサービスについて紹介が行なわれた。
同社では、パソコンにまつわるさまざまな要望に応えるサービスとして「My Cloud」を以前から展開。ユーザー登録により無償のサービスが利用できるほか、有償で総合的なサービスを提供。電話による手厚いサポートやソフトの使い放題サービス、さらには住まいの困りごとまで、幅広くユーザーを支援しているという。
そのほか個別のサービスとして、パソコンのいろはを学べる出張サービスの「PC家庭教師」、パソコンを使ってプログラミングなどを学べる「FMVまなびナビ」なども展開。さらに、オンラインをより活用したいという要望に応えるサービスも拡げていきたいとした。