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レノボ、パネル設定をいつでも工場出荷時に戻せる17.3型4Kモバイルワークステーション
~CPUとGPUの柔軟な構成変更に対応
2020年9月1日 12:15
レノボ・ジャパンは、17.3型のモバイルワークステーション「ThinkPad P17」を発売した。税別価格は344,000円から。
ThinkPad P17では、直販でのCPUとGPUのカスタマイズが柔軟に設定でき、一般的なモバイルワークステーションにありがちな高性能なCPUとGPUしか組み合わすことができず、オーバースペックな構成になってしまうという問題を避けることが可能。たとえば、Xeon W+Quadro T1000や、HシリーズのCore i5+Quadro RTX 5000といった構成を選択できる。
ThinkPad P17は、昨年(2019年)の8月に発売されたThinkPad P73の後継機で、前モデルと同じくAdobe RGB 100%かつDolby Vision HDR対応の17.3型4Kディスプレイを用意。パネルの発色を工場出荷時の状態に戻したり、好みのカラープロファイルに切り替える「X-Rite Pantone ファクトリー・カラー・キャリブレーション」機能を利用できるのが大きな特徴。第10世代Coreプロセッサも選択可能になった。
おもな仕様は、CPUがXeon W、HシリーズのCore i9/i7/i5、メモリは最大128GB、ストレージは最大4TB(M.2 SSD 2TB×2)、GPUはQuadro RTX 5000/4000/3000、同T2000/1000、ディスプレイは4K(3,840×2,160ドット)のほか、フルHD(1,920×1,080ドット)も用意。OSはWindows 10 Home/Pro/Pro for Workstations。
インターフェイスは、Thunderbolt 3×2、USB 3.0×4(1基はType-C)、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.1、Gigabit Ethernet、SDカードリーダ、HDMI、720p Webカメラ、指紋認証センサー、ステレオスピーカー、デジタルマイク、音声入出力端子などを装備。
本体サイズは約416×281×25~33.25mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.5kg。バッテリは6セルのリチウムイオンバッテリで最大約16.6時間駆動。
このほか、15.6型のモバイルワークステーション「ThinkPad P15」を8月25日に発売済み。税別直販価格は297,000円からとなっており、CPUとGPUなどThinkPad P17とほぼ同構成を選択可能。こちらには15.6型4Kのタッチ操作対応OLEDディスプレイが用意されている。