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Zoom、パワポを背景に指さしプレゼンできる機能を追加。ノイズキャンセリングの改良も

プレゼンのスライド上にカメラ映像がオーバーレイされる

 Zoomは4日(米国時間)、Zoomクライアントの最新版「5.2」で、画面共有時にスライドをバーチャル背景にしてプレゼンできる機能、ビデオフィルター機能などを新たに実装したほか、ノイズキャンセリングやリアクションなどの機能強化を行なった発表した。

 8月3日にアップデートを予告していた(参照:Zoom、ビデオ会議時の49人分割表示がRyzen 5でも利用可能に)。

プレゼンのスライドをバーチャル背景化

「バーチャル背景としてのスライド」の使用イメージ

 PowerPoint/Keynoteで作成したプレゼンテーションについて、画面共有時に詳細タブから「バーチャル背景としてのスライド」として選択する機能。自分のカメラ映像はオーバーレイされ、任意の位置への移動やサイズの変更により、スライドを指さしすることもできる。

ビデオフィルター

「ビデオフィルター」の使用イメージ

 「ビデオフィルター」は、映像の色調を変更したり、自身の顔にフィルターをかけてキャラクターのように装うことができる機能。今まで「Snap Camera」のようなサードパーティー製アプリで対応していたが、このアップデートによりZoomクライアント単体で使用可能になった。

低照度に対して調整

「低照度に対して調整」の使用イメージ

 「低照度に対して調整」は、被写体を感知して明るさや肌のスムージングを行なう機能で、明度が足りない環境でも照明などを使わずに明るくできる。

ノイズキャンセリングの改良

ノイズキャンセリングの動作例

 ノイズキャンセリングの「背景雑音を抑制」機能を改良。犬の吠え声、ファンの回転音、離れて遊んでいる子どもの声など、バックグラウンドの騒音を抑制できるという。

反応(リアクション)機能の強化

6種類のリアクション

 ビデオ会議中にリアクションを送信できる「反応」機能。4種類のリアクションが追加され、計6種類になった。

 Zoom 5.2はすでに公開されており、ダウンロードページから更新可能。