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Google、日英リアルタイム翻訳機能も使えるワイヤレスイヤフォン「Pixel Buds」を20日発売
2020年8月4日 00:00
Googleは4日、Pixelシリーズのワイヤレスイヤフォン「Pixel Buds」を20日に発売する。価格は20,800円で、Google Storeのほか、量販店などで取り扱われる。本体色はWhite、Almost Black、Quite Mintの3色を用意。
米国などではすでに発売済みだが、今回Androidスマートフォン「Pixel 4a」の発表と合わせての国内投入となった。Pixel Budsは、Bluetooth 5.0で接続できるイヤフォンで、Android(バージョン6.0以降)やiOSデバイスなどとペアリング可能。IPX4準拠の防水性能も備えている。
12mmダイナミックスピーカードライバを搭載しており、インイヤー型とイヤフォン型の長所を組み合わせた独自のハイブリッド音響デザインを採用。適切なフィット感でノイズを遮断するとともに、迫力のある音を実現する。空気孔が設けられており、周囲の音が適度に聞き取りやすくなっており、圧迫感も軽減するとしている。イヤーチップはS/M/Lの3種類が付属。
2個のビームフォーミングマイクと、顎の動きを検出する音声加速度計を搭載することにより、雑音が多い環境でもクリアな通話音声が可能。さらに、「アダプティブサウンド」機能によって、静かな場所から騒がしい場所へと移動したさいに、自動的に細かく音量が調整される。持続的なノイズに合わせて音量が調節されるため、突然音量が変わるという不自然な動作はしない。
静電容量式のタッチセンサーを内蔵し、イヤフォン部分を1回タップ操作でするだけで、再生と一時停止、2回で早送り、3回で巻き戻し、スワイプで音量を調節でき、左右どちらのイヤフォンでも同じ操作を行なえる。デュアルIR近接センサーの装着検知による自動再生/一時停止にも対応。
ハンズフリーでのGoogle アシスタントの呼び出しができ、音楽やポッドキャストの再生、メッセージの返信をサポート。「OK Google」と話しかけるか、左右どちらかのイヤフォンを長押しすることで実行できる。
Google PixelシリーズかAndroid 6.0以降を搭載するスマートフォンとPixel Budsを組み合わせることで、リアルタイム翻訳機能を利用可能。「OK Google、英語に翻訳して」というだけで、英語で会話がはじめられ、海外旅行や数カ国語が飛び交う場所などで、簡単に会話内容がわかるとする。日本語や英語などがサポートされており、こちらのページで対応言語を確認できる。
Pixel Budsは1回の充電で最長5時間の音楽再生ができ、専用の充電ケースを使えば最長24時間使用可能。10分の充電で2時間の音楽再生、1時間でフル充電を行なえる。充電ケースはUSB Type-Cで充電できるほか、ワイヤレス充電機能のQiに対応しており、対応するワイヤレス充電パッドにケースを置くだけでも充電が行なえる。
イヤフォンの本体サイズは20.5×19.5×18.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は左右の各イヤフォンが5.3g。ワイヤレス充電ケースは63×47×25mm(同)、重量は56.1g。