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Google Meetの入室管理機能が強化

参加者の機能を簡単に制御可能となった

 米Googleは21日(現地時間)、Google Meetに関するセキュリティ管理機能を追加した。おもにミーティングへの入室に関する調整が行なわれている。

 まず、ホストは入室に際して「ノック」できるユーザーを限定できるようになった。その後、参加者は一度退出させられると、再招待を受けないかぎり入室前のノックができなくなった。ミーティングの招待に含まれていないユーザーは参加前にノックが必要となるという現行の仕様を拡張するかたちとなっており、繰り返し参加を拒否されたユーザーからのリクエストを自動でブロックする機能も追加されている。

 加えて、数回のクリックでミーティングの安全性を強化できるSafety Lock機能も実装。招待が必須などといった参加者の要件をホストが設定できるようになるほか、Googleアカウントにログインしていない匿名ユーザーをブロックする機能や1番目の入室者をホストに限定するなどといった保護を適用できる。また、ミーティングへのアクセスやチャット機能、画面共有など、双方向性のある機能を簡単に切り替えられるボタンも用意された。悪意あるユーザーの報告機能も呼び出せる。

 これらの保護機能により、ミーティングコードを推測して入室を試みるユーザーを未然に防げるほか、チャットや画面共有機能のロックにより、誤ってミーティングに入室されてしまった場合の防衛も可能になるとしている。今後数週間かけて実装される予定で、まず一般ユーザーおよびG Suite for Education向けに展開される見込み。