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Ampere世代GPUのNVIDIA A100がGoogle Compute Engineで利用可能に

NVIDIA A100

 NVIDIAは、データセンター向けGPU「NVIDIA A100」がGoogle Compute Engineで利用可能になったと発表した。

 NVIDIA A100は、5月に発表されたAmpereアーキテクチャを採用する7nmプロセスのGPU。前世代のNVIDIA V100と比べてFP32(単精度浮動小数点)やINT8(8bit整数)演算では20倍、HPCアプリケーションにおいては2.5倍の性能を発揮する。今回の導入によって、クラウドデータセンター上でのAI学習/推論やデータ分析、科学計算などを大幅に高速化できるとしている。

 Google Compute EngineのAccelerator-Optimized VM(A2)ファミリーにて利用可能となっており、Googleは同GPUを提供する初のクラウドサービスプロバイダーとなる。大規模ワークロード向けの「a2-megagpu-16g」インスタンスではこのGPUを16基を搭載し、合計で640GBのGPUメモリと1.3TBのシステムメモリが提供される。

 これに続くかたちで、Google Kubernetes EngineやCloud AI Platformなどでも近日中にNVIDIA A100が利用可能になるという。