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Qualcomm、ウェアラブル端末向け省電力SoC「Snapdragon Wear 4100+」

Snapdragon Wear 4100+ Platform

 Qualcommは30日(米国時間)、ウェアラブルデバイス向けSoC「Snapdragon Wear 4100+ Platform」および「Snapdragon Wear 4100 Platform」を発表した。Android Open Source Platform(AOSP)とWear OS by Googleをサポートし、すでに出荷が開始されている。

 4コアのCortex-A53をベースとし、GPUにAdreno 504、LPDDR3メモリ(750MHz)、eMMC 4.5のストレージ、最大1,600万画素のデュアルISP(Image Signal Processor)を搭載。同4100+は前世代の同3100に対して85%性能が向上した。

 同4100+および同4100の違いの1つとして、「Always-On (AON) Co-Processor」の搭載有無があり、同4100+はAON Co-Processorの搭載によって、最大64,000色の扱い、健康のための心拍数モニタリングと睡眠、傾きを読み取っての高速な覚醒検知、歩数カウント、アラーム、タイマー、触覚機能を有している。

 製造プロセスルールは12nmとなり省電力化。ワークロードを分割するデュアル構成のHexagon DSP(Digital Signal Processor)や、低電力に位置情報のトラッキングを行なう独自のセンサーアシスト機能、Bluetooth 5.0の採用によって、消費電力は25%以上抑制されている。

 無線通信機能はLTE、Wi-Fi(IEEE 802.11a/n)、Bluetooth 5.0または4.2、NFCなどを装備。USB 2.0による有線通信もサポートする。