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NEC、量子コンピューティングのD-Waveに1,000万ドル投資

2017年に提供を開始した「D-Wave 2000Q」

 NECは、カナダの量子コンピュータメーカD-Waveと協業し、同社に1,000万ドルの投資を行なうと発表した。

 NECは量子コンピュータ用チップの開発をはじめ、大学や研究機関との提携を深め、ソフトウェアやアプリケーションの拡充を目指している。一方でD-Waveは量子コンピュータを世界ではじめて商用化することに成功している。

 今回の投資および提携により、NECのスーパーコンピュータをはじめとするコンピューティング技術とD-Waveの量子アニーリングマシーンと組み合わせ、ハイブリッドサービスやハイブリッド量子アプリケーション開発を進め、D-WaveのLeap量子クラウドサービスに組み入れて、両社の顧客向けに提供する。

 さらに輸入、材料科学、AI分野で実用的な量子アプリケーションの開発を行ない、NECが想定する金融や製造、流通などの6つの市場にD-Waveの事例を適用し、顧客にソリューションを提供。また、講演やセミナ―、プロモーションなどの共同マーケティング活動を行なう予定。