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Dropboxにパスワード管理やWindows/Macのバックアップ機能などが追加
2020年6月17日 16:44
Dropboxは16日(現地時間)、パスワードの管理を行なえる「Dropbox Passwords」など、複数の新機能を発表した。
「Dropbox Passwords」は、有料のDropbox Plusプランにベータ版として提供し、Windows/Mac/iOS/Androidデバイスで利用可能。Webサイトやアプリでの即座のサインインが可能になる。セキュリティ面ではゼロ知識証明の暗号化が使われている。
「Dropbox Vault」は、PINコードを使って秘匿性の高いファイルを保護する機能で、クラウドを使って管理され、あらゆるデバイスからアクセスが行なえる。緊急的に信頼できる人を指定し、その人にのみファイルにアクセスできるようにすることも可能。Dropbox Plusプランのベータ版として提供される。
「Computer backup」は、自動的にWindows/Macのフォルダをバックアップする機能で、デスクトップ/ダウンロード/ドキュメントフォルダなどをDropbox上にバックアップする。指定されたフォルダはクラウドとデバイス間で常に同期され、どこからでもアクセス可能。この機能はDropboxの無料プランであるBasic、有料プランのPlusとProfessionalでベータ版として提供がはじまっている。
「Dropbox Family」は、写真やビデオ、大切なファイルなどを家族で管理するための有料プランで、6人のメンバーで2TBのストレージを共有でき、各メンバーごとに異なるアカウントが提供される。メンバー同士で簡単にファイルを共有するためのスペースを作ることができ、個人的なファイルなどをメンバー間で閲覧できる。Dropbox Familyは現在一部ユーザー向けにベータテスト中で、今年中にさらに提供範囲を拡げる予定。
「HelloSign」は、Dropboxが昨年(2019年)に買収した電子署名ソリューションを提供している企業で、Dropbox上からHelloSigによる電子署名などが行なえるようになる。数週間以内に一部ユーザーに向けてベータ版を提供し、来月には全ユーザーが利用できるようにするとしている。
新しくなった「Dropbox App Center」では、Zoom/Slack/Googleといったサードパーティ製のアプリを集中管理可能にする。現在はまだベータ版だが、対応アプリや機能をさらに増やしてくという。