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Intel CPUアーキテクトのジム・ケラー氏が辞職

 米Intelは11日(現地時間)、著名CPUアーキテクトのジム・ケラー氏が、一身上の都合によりIntelから辞職したことを発表した。

 同氏はIntelには2018年4月に入社し、約2年に渡って製品のリーダーシップを努めてきた。なお、辞任後も6カ月間にわたってコンサルタント役を務める。

 ジム・ケラー氏はIntelに入社する前は、自動運転車開発企業のTeslaに在籍し、それ以前はAMDでZenマイクロアーキテクチャの開発を牽引した。

 AMDに入社する前は、P.A. Semiの副社長を努め、2008年にAppleに買収されたあと、iPhone 4に採用されたA4/A5プロセッサの開発に携わった。さらにそれ以前はAMDでK7/K8プロセッサの開発や、DECでのAlpha 21164/21264プロセッサの開発を行なうなど、半導体業界では多くの功績を残している。

 なお、同氏は8月に開催予定のHot Chipsで基調講演を行なう予定であったが、今回の辞職によりそれが不透明になったといえるだろう。

 今後、Technology Systems Architecture and Client Group(TSCG)はVenkata Renduchintala博士が率いることになる。

 また、IPエンジニアリンググループはSundari Mitra氏、XeonおよびネットワーキングエンジニアリンググループはGene Scuteri氏がリーダーを務める。このほか、SoCおよび次世代クライアント/デバイス/チップセット製品の設計はDaaman Hejmadi氏、製造/製品エンジニアリンググループはNavid Shahriari氏が率いる。