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Chrome、高深刻度を含む5つの脆弱性を修正

Google Chromeバージョン83.0.4103.97

 米Googleは、WebブラウザGoogle Chromeのバージョン「83.0.4103.97」をWindows向けに公開した。MacおよびLinux向けには数日から数週間のうちに提供が開始される。

 本アップデートでは、セキュリティ関連の問題5件が修正されている。このうち、WebAuthenticationにおいて解放済みメモリを再度使用する問題(共通脆弱性識別子: CVE-2020-6493)や、支払い機能のUIに関するセキュリティ問題(CVE-2020-6494)、デベロッパーツールのポリシー適用に関する問題(CVE-2020-6495)、支払い機能における解放済みメモリ使用の問題(CVE-2020-6496)の4件については、深刻度をHighに分類している。

 また、iOS版Chrome向けにはバージョン「83.0.4103.88」が公開されており、オムニボックスのポリシー適用に関する問題(CVE-2020-6497)など2件を修正。深刻度はともにMediumとしている。