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Samsung、異種混在CPU“Lakefield”搭載のモバイルノート「Galaxy Book S」

Galaxy Book S(Earthy Gold)

 Samsung Electronicsは5月29日(韓国時間)、Snapdragon 8cx搭載版に続くIntel CPU搭載版の13.3型軽量モバイルノート「Galaxy Book S」を発表した。

 Intel Hybrid TechnologyをサポートとするCoreプロセッサを搭載するとともに、Intelの新しい3Dパッケージング技術「Foveros」を採用する史上初のデバイスを謳っており、同じくHybrid TechnologyのIntel CPUが使われるSurface Neoや、ThinkPad X1 Foldに搭載される開発コードネームLakefieldが実装されていると見られる。実際Samsungは昨年(2019年)にLakefield搭載モバイルノートの開発を示唆していた(Samsung、世界初の“Lakefield”プロセッサ搭載PC投入予告参照)。

 Galaxy Book Sは、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)だけでなく、LTEにも対応。金属筐体ながら重量はちょうど950gで、冷却ファンを排した厚み11.8mmの薄型クラムシェルノートとなっており、モバイルでの運用に特化している。Hybrid TechnologyのCoreプロセッサにより、Windows 10アプリケーションとの完全な互換性を有し、稼働時に複数の高性能プロセスに対して、インテリジェントにバランスを保つことで、バッテリの長時間駆動を可能にするとしている。

Mercury Gray

 おもな仕様は、CPUがHybrid Technology対応Coreプロセッサ、メモリがLPDDR4x 8GB、ストレージは256/512GB eUFS、ディスプレイはタッチ操作対応の13.3型フルHD液晶ディスプレイ、OSはWindows 10 Home/Pro。

 インターフェイスは、USB Type-C×2、microSDカードスロット(最大1TB)、Wi-Fi 6、LTE、Bluetooth 5.0、指紋/環境光/ホールセンサー、100万画素Webカメラ、AKGサウンドの4チャネルステレオスピーカー(Dolby Atmos対応)、音声入出力端子などを装備。

 本体サイズは305.2×203.2×6.2~11.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は950g。バッテリ容量は42Wh。本体色はEarthy GoldとMercury Grayの2色。