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ASUS、特注Ryzen採用のGeForceゲーミングノート「Zephyrus G14」を国内発売
2020年5月27日 11:00
ASUSは、TDPが35WのRyzen 9 4900HS/Ryzen 7 4800HS、およびGeForceを搭載した軽量な14型ゲーミングノート「Zephyrus G14」シリーズを29日に発売する。CPUおよびGPU、本体色、液晶、ストレージ、Office有無などの違いで9モデルが用意され、価格は153,800円~263,800円。
2020年のCESで発表/展示され、1月の台湾でのメディア向けツアーで詳細が公開された製品。ASUSに対して6カ月間の排他的供給が行なわれるRyzen 9 4900HS/4800HSプロセッサを搭載するのが特徴。このプロセッサはスペック上ではRyzen 9 4900HSおよびRyzen 7 4800HSとあまり変わらないが、TDPが45Wから35Wに削減した。
これにより、最薄/最軽量モデルで約17.9mm(最薄部)/約1.65kgの薄型軽量性を実現しており、ゲーミングノートとしてははじめて日本マイクロソフトの「モダンPC」認定をはじめて取得した。
一部モデルの天板には、6,536個のホールと1,215個のホワイトLEDからなる「AniMe Matrix」を搭載。この6,536個のホールはこれまでROGブランドの製品が世界各国のメディアからもらった賞の数を表しているという。AniMe Matrixでは好きな文字やアニメーションパターンを表示でき、ユーザーのステータス/意思表示やプロモーションに活用できるとしている。設定は統合ユーティリティ「Armoury Crate」から行なう。
パームレストは指紋防止加工を施し、裏面はハニカム構造で強化することで強度を高めた。キーボードはホワイトバックライト付きで、1.7mmのストロークと19.05mmのピッチを確保。2,000万回打鍵の耐久性や、Nキーロールオーバーの対応も謳われている。電源ボタンはWindows Hello対応指紋センサー搭載する。
ディスプレイは1,920×1,080ドット表示/120Hz対応に加えて、2,560×1,440ドット表示/60Hz対応のモデルも選択可能で、後者は14型としては世界初となる。工場出荷時に個別にキャリブレーションを行ない、sRGB比100%の広色域への対応や、PANTONE認証の取得、IPSレベルの広視野角も実現したとしている。
冷却機構は、12V駆動/81枚のブレードからなるファンと、209枚のフィンおよび5本のヒートパイプを有するヒートシンクからなる。アンチダストトンネルを備え、ホコリへの耐性も高めた。液晶を140度開くと、後部で15mmの隙間ができるエルゴリフトヒンジを採用し、タイピング性の向上と冷却性、オーディオ性能の向上を図る。
本体への給電は付属のACアダプタのほか、USB Type-Cから行なうことも可能。別売りの65W ACアダプタを使用した場合、60%まで1時間、100%まで176分で充電できる。
一例として上位の「GA401IV-R9R2060WLQ」は、CPUにRyzen R9 4900HS、メモリ16GB、1TB SSD、GPUにGeForce RTX 2060、2,560×1,440ドット表示/60Hz対応14型液晶、OSにWindows 10 Homeなどを搭載し、価格は263,800円。
下位の「GA401IH-R7G1650G」は、CPUにRyzen R7 4800HS、メモリ8GB、512GB SSD、GPUにGeForce GTX 1650、1,920×1,080ドット表示/120Hz対応14型液晶、OSにWindows 10 Homeなどを搭載し、価格は153,800円。
このほかのモデルの仕様などは下表のとおり。
モデル | GA401IV-R9R2060WLQ | GA401IV-R9R2060GLQ | GA401IV-R9R2060W | GA401IV-R9R2060G | GA401II-R7G1650TWLA | GA401II-R7G1650TGLA | GA401IH-R7G1650W | GA401IH-R7G1650G | GA401IH-R7G1650F |
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CPU | Ryzen 9 4900HS | Ryzen 7 4800HS | |||||||
GPU | GeForce RTX 2060 Max-Q | GeForce GTX 1650 Ti | GeForce GTX 1650 | ||||||
メモリ | 16GB | 8GB | |||||||
液晶 | 2,560×1,440ドット表示/60Hz対応14型 | 1,920×1,080ドット表示/120Hz対応14型 | |||||||
SSD | 1TB(PCIe 3.0 x2接続) | 512GB(PCIe 3.0 x2接続) | |||||||
Office | なし | あり | |||||||
AniMe Matrix | 搭載 | 非搭載 | 搭載 | 非搭載 | |||||
本体色 | ムーンライトホワイト | エクリプスグレー | ムーンライトホワイト | エクリプスグレー | ムーンライトホワイト | エクリプスグレー | ムーンライトホワイト | エクリプスグレー | |
価格 | 263,800円 | 219,800円 | 197,800円 | 153,800円 | 169,800円 |
インターフェイスはほぼ共通で、USB 3.1 Type-C×2(うち1基はDisplayPort Alt Mode対応)、USB 3.0×2、HDMI 2.0b出力、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、指紋センサーなどを搭載する。
バッテリ駆動時間は約9.4~11.9時間。本体サイズおよび重量はAniMe Matrix非搭載モデルが324×222×17.9~18.9mm(幅×奥行き×高さ)/約1.65kg、搭載モデルが324×222×19.9~20.9mm(同)/約1.7kg。
240Hz液晶搭載の15.6型も
このほか、1,920×1,080ドット表示/240Hz対応の15.6型液晶を搭載した「Zephyrus G15」も同時発売する。価格は197,800円。
おもな仕様は、CPUにRyzen 7 4800HS、メモリ16GB、512GB SSD、GPUにGeForce RTX 2060 Max-Q、OSにWindows 10 Homeなどを搭載する。
インターフェイスはUSB 3.1、USB 3.0×3、HDMI出力、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、音声入出力などを搭載する。
バッテリ駆動時間は約8.7時間。本体サイズは360×252×19.9mm(同)、重量は約2.1kg。