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Microsoft、399ドルからの「Surface Go 2」。前世代から64%性能向上

~日本でも5月12日から税別59,800円で販売開始。LTEモデルは97,800円

MicrosoftのSurface Go 2

 Microsoftは5月6日(米国時間)、2018年に発売したSurface Goの後継となる「Surface Go 2」を発表したこと。初代Surface Goは、10型PixelSense Displayを搭載し、LTEオプションが用意されていることなどが特徴になっており、本体重量が522gと軽量になっていることが特徴になっていた。

 今回発表されたSurface Go 2ではそうしたSurface Goの大枠を維持したまま、CPUに第8世代Core mとなるオプションを用意し、前世代に比べて64%性能が強化されているほか、ディスプレイは10.5型へとやや大型化されるなどの強化が図られている。米国などでは本日より予約が開始され、5月12日より販売が開始される。価格は399ドルから。

 日本マイクロソフトによれば、Surface 2 Goは5月12日から販売開始予定で、一般消費者向けモデルは税別59,800円から、LTEつきモデルは税別97,800円からとなっている。

CPUを第8世代Core mに強化して64%性能が向上、ディスプレイは10.5型に大型化

Surface Go 2のオプション、同色のペン、タイプカバーキーボード、マウスなどが用意される

 Surface Goは、同社が販売しているSurfaceシリーズの中で最小最軽量となる2in1デバイスで、LTEモデムを内蔵するモデルが用意されていることなどが特徴となっている。PixelSense Displayと呼ばれる10型1,800×1,200ドット液晶ディスプレイ、CPUはPentium Gold 4415Y(2コア、ベース周波数1.6GHz)、メモリは4GB/8GB、ストレージは64GB eMMC/128GB SSDを搭載。245×175×8.3mmというサイズと522g(LTEなしモデル)というSurfaceシリーズとしては最軽量を実現していた。

 今回発表されたSurface Go 2はその後継モデルという扱いになる。CPUは最大で第8世代Core mへと強化されている(下位はPentium Gold)。原稿執筆時点ではどのSKUかは明らかになっていないが、第8世代のCore m3はCore m3-8100Yの1モデルのみだ。Microsoftによれば、従来のPentium Gold 4415Yと比較して64%の性能向上を実現しており、バッテリ駆動時間も改善されているという。

 もう1つの大きな強化点はディスプレイ。従来モデルでは10型だったサイズが10.5型に拡張されている。Microsoftによれば、こうした拡張にもかかわらず、従来モデルと同じ薄型、軽量のデザインは維持されているという。

 メモリは4GBないしは8GB、ストレージは64GB、128GBに加えて、法人向けとして販売される最上位モデルには256GBの選択肢も用意される。従来と同じくLTE Advancedに準拠したLTEモデム内蔵モデルも用意される。

 従来モデルでは1つだけだった内蔵マイクはデュアルアレイの「Studio Mic」へと強化されており、Teamsやほかのビデオ会議ソフトウェアなどでバックグランドノイズの抑制が利用できる。

 前面カメラは従来と同じ500万画素のカメラで、背面カメラ向けには新しいカメラアプリが追加されており、それにより文章をスキャンしたり、ホワイトボードを撮影してビデオ会議などで簡単に共有できる。

 ポートは従来モデルと同じで、Surface Connect(ドッキング/ACアダプタ用端子)、USB Type-C、3.5mmヘッドフォンジャック、microSDカードスロットが用意されている。

本体の左側面、上から3.5mmヘッドフォンジャック、USB Type-C、Surface Connect
キックスタンドの内側にmicroSDカードスロット
本体の左側面にはSIMカードスロット

 オプションとして提供されるSurface Penを使えるのも従来モデルと同様で、タイプカバーキーボードのカラーはプラチナ、ブラック、ポッピーレッド(黄赤色)、アイスブルーの4色展開。

オプションとして提供されるSurface Penが利用可能

 米国およびいくつかの市場では5月12日から販売開始の計画で、本日より予約が開始されている。価格は399米ドル(1ドル=106円換算で、42,294円)からとなっている。

 一方、日本でもSurface Go 2は5月7日により予約が開始される予定で、5月12日により一般消費者向けには全国の家電量販店、Microsoft Storeか。法人向けはMicrosoft認定リセラー、Microsoft Storeの法人窓口などで販売される。販売されるSKUのスペックと価格は以下のとおり。

CPUメモリストレージセルラー一般向け価格(税別)法人向け価格(税別)教育機関向け価格(税別)
Pentium Gold4GB64GB-59,800円52,800円47,800円
Pentium Gold8GB128GB-77,800円-65,800円
Core m34GB64GB--55,800円-
Core m38GB128GB--75,800円-
Core m38GB128GBLTE97,800円87,800円-
Core m38GB256GBLTE-97,800円-