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「GPD WIN Max」のテスト機完成。5月20日に中国で予約開始

GPD WIN Maxテスト機の実機

 GPDは26日(現地時間)、Ice Lakeを搭載した8型モバイルゲーミングノート「GPD WIN Max」のテスト機の完成をWeChat上で報告した。あわせて、5月20日に中国のJD.comで予約開始すると発表。予約価格は4,999人民元(約76,000円)。一般価格は5,799人民元(88,000円)となる。

 現在、ベータテスターおよびレビュワー向けのテスト機の負荷テストを実施しており、早ければ4月29日にも配送される予定としている。

 GPD WIN Maxは既存の「GPD WIN 2」の上位モデルにあたり、CPUにCore i5-1065G7(Iris Plus Graphics 940)、メモリ16GB、ストレージに512GB SSD、1,280×800ドット表示対応8型液晶などを搭載。Core i7-4790K以上のCPU性能や、GeForce MX250に肉薄するGPU性能が謳われている。

 天板はマグネシウムアルミニウム合金で、筐体はGPD MicroPCと同じLG-DOW 121HのABS合成樹脂を採用。デュアルファンを採用し、吸気口の面積と排気口の面積を広げ、放熱性を高めた。

 ゲームコントローラに加え、タッチパッドの搭載も特徴。インターフェイスはThunderbolt 3、USB 3.1 Type-C、USB 3.0×2、HDMI 2.0b出力、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、Gigabit Ethernet、microSDカードスロット、音声入出力などを備える。

 付属のACアダプタは65W出力に対応したGaN採用タイプ。GPD WIN 2などに付属しているものよりわずかに長いだけで、「世界最小の65W ACアダプタかもしれない」としている。

GPD WIN Maxテスト機の実機
付属の65W GaN採用ACアダプタ(左)と従来のACアダプタ(右)
GPD WIN 2とのスペック比較
Core i7-1065G7のCPU性能(CPU-Z計測)
GeForce MX250に迫る性能(3DMark 11計測)