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ASUS、個性的カラバリの「VivoBook」や控えめデザインの「TUF Gaming」ノートなど

VivoBook Sシリーズ

 ASUSは16日(台湾時間)、台湾本社でCES 2020にて発表した新製品群の詳細を紹介するAPAC地域メディア向けの記者説明会を開催した。

 ほぼ1日かけて、製品のデザインや特徴について詳しく説明が行なわれたが、この記事では注目のExpertBook、ProArt、ROG Zephyrus以外の製品を簡単に取り上げる。なお、いずれも日本での投入時期については未定。ことVivoBookについては、昨年(2019年)12月に「VivoBook S15」を国内で投入したばかりであり、近い将来投入する可能性は低そうだ。

ポップなVivoBook

 VivoBookはもともと若年層向けに訴求している低価格ラインナップであり、今回も若年層向けのニーズを徹底調査し、製品に反映させている。昨年末に日本国内で投入されたVivoBook S15と同様、天板に貼るステッカーが付属するほか、今回新たにキーボードに貼るステッカーも用意した。

 キーボードは、Enterキーのみ黄色い枠で囲まれたようなデザインとなり、「Enter Your Voice」と銘打っている。

 ラインナップはオール金属シャーシの「VivoBook S(型番はS433/S533)」シリーズと、天板のみ金属の「VivaBook Classic(型番はK413/K513)」シリーズ、および全部プラスチックの「VivoBook Classic(型番はX413/X513)」シリーズとなっている。このうちSシリーズは4色展開、KとXは3色展開。

 スライドや説明にはなく展示のみであったが、「VivoBook S13」という製品も用意されていた。14型と15.6型はいずれもCPUはComet Lakeだが、このS13のみIce Lakeとなっている。

13.3型のVivoBook S13。このモデルのみIce Lakeとなっている
VivoBook S14
下から順に15.6型、14型、13型
VivoBook Kシリーズは3色展開となる
VivoBookの特徴
天板に貼るステッカーを用意
今回、新たにキーボードステッカーを用意
VivoBookの3ラインナップ
VivoBookシリーズの性能面の特徴
キーボードも打ちやすいような工夫がなされている

控えめなデザインのTUF Gaming

TUF Gaming A15

 MIL-STD 810H準拠の堅牢ゲーミングノート「TUF Gaming」シリーズには、Ryzenプロセッサを搭載した「A15」、「A17」を追加。従来モデル(FX505/FX705)からデザインをより控えめにしたほか、本体サイズを縮小している。

 天板はプラスチックバージョンと金属バージョンの2種類を用意している。ホコリを排出するファンを備えるほか、M.2 SSDを2基内蔵可能。また、大容量バッテリモデルと、2.5インチベイ内蔵モデルの2種類を用意している。液晶は144Hz駆動のAdaptive Sync対応。Type-Cによるディスプレイ出力にも対応し、G-SYNCディスプレイと接続できる。

プラスチック天板モデル
金属天板モデル
2種類の選択
従来モデルと比較して筐体サイズを縮小
MIL-STD 810H準拠の堅牢性
長時間バッテリか、2.5インチベイ内蔵かを選択できる

マザーボードもビデオカードもROGのデスクトップ

ROG STRIX GA35

 デスクトップPCとしては「ROG STRIX GA35」と「ROG STRIX GA15」の2モデルを投入する。名前のとおり、AMDのRyzen CPUを搭載し、最高でRyzen R9 3950Xを選択できる。

 いずれもROGブランドのマザーボードとビデオカードを採用。GA35はマザーボードとビデオカードを左側面、電源とストレージを右側面に分離させたデュアルチャンバー構造を採用。

 さらに、GA35ビデオカードとCPU部を板で区切ってエアフローを改善し、ビデオカードは縦置きで設置できる。他社の自作PC向けケースの場合、ビデオカードを縦置きにするとサイドパネルに接近してしまい、十分なエアフローが得られず温度が上昇する場合があるが、GA35は十分なクリアランスが確保されている。

 本体上部に、ライティングなどのプロファイルを設定できるタグ「Keystone」を搭載する。NFCタグとなっており、これを読み取ってプロファイルを切り替え可能だ。

デスクトップはマザーボードとGPUがROGとなった
新製品の特徴
RyzenとGeForce RTXを搭載
Ryzen R9 3950Xが選択可能。ちなみに個体によっては、Turboモード選択時にCINEBENCH R20のスコアが1万を超えるという(オーバークロックのため保証はない)
簡単に装着できる2.5インチベイを搭載
あらゆる面から吸気をし、上部で排気するデザイン
ライティングエフェクトはもちろんAura Sync対応。ビデオカードは垂直マウントに
選択可能な構成