ブックオフ、不要なPCやスマホなど「使用済小型家電の引き取りサービス」を20日開始

　ブックオフコーポレーション株式会社は、関東23店舗で「使用済小型家電の引取りサービス」を1月20日より開始する。

　同サービスは、経済産業省及び環境省が推進する「小型家電リサイクル法」認定事業者のリバーホールディングス株式会社との提携で実施されるサービスで、リユース店舗チェーンでは初の取り組みとしている。

　各自治体の処理方法に基づいて大半が廃棄物(年間65万トン)として処分されてきた使用済小型家電には、鉄・アルミ・銅・貴金属・レアメタルなど有用な金属などが28万トン(約844億円分)含まれており、「都市鉱山」として問題になっていた。

　有用資源をリサイクルするため、2013年4月1日より「使用済小型家電電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法)」が成立し、環境省では平成30年に年14万トンの回収計画を掲げ、認定事業者の回収や自治体の回収を促進している。

　ブックオフの展開するサービスでは、サービス対象店舗へ持ち込まれた小型家電を「買取サービス」にて査定し、査定の結果「値段がつかない」、「リユース不能」と判断されたモノについて引き取りサービスの提案が行なわれるという。

　PCやデジタルカメラなど、資源性からとくにリサイクルすべきと国が指定する品目については無料引き取り、そのほかの電子レンジや空気清浄機、プリンタ、炊飯ジャーなどについては、自治体の粗大ごみ料金より安価な料金で引き取りを行なう。

　引き取り後はリバーホールディングスに引き渡され、解体・破砕・選別を経て有用資源が取り出される。

　同社では、顧客とっては不要になった小型家電を売るさいに値段がつかなくても安価な料金で処分できるため、安心して持ち込めるメリットがあるとして、今後はサービス店舗を拡げ、山梨県・中京地区でもサービスを開始する見込み。