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首を傾ければPUBGでリーン撃ち可能。Webカメラでヘッドトラッキングするソフト

製品イメージビデオより

 中国・深セン市駆動人生科技股フン有限公司は12日(現地時間)、Webカメラを利用してユーザーのヘッドトラッキングを行ない、特定のゲームにおいてキーボード操作が行なえるソフト「AI遊戯宝盒」を公開した。

 このソフトはIntelの「OpenVINO」技術を採用して作られたとしており、目玉機能の1つとして、一般的なWebカメラでユーザーのヘッドトラッキングを行なえる機能が挙げられ、それによって特定のゲーム内で特定のキーボード操作が行なえる。

 一例として、バトルロイヤル「PUBG」において、首を左右に傾ければリーン操作(キーボードのQおよびEキーに相当し、遮蔽物を利用して上半身を傾けて射撃やエイミングを行なう)、下を向くとしゃがむ(Cキーに相当)、上を向くとボイスチャット(Tキーに相当)操作が行なえる。

ソフトの設定画面

 ただ、現時点ではこの機能の有効化/無効化しか選べず、これ以外のキー設定にはできない模様。とはいえ、実際はゲーム内のキーマッピング設定で、操作したい動作を逆に割り当てればいいだろう。

 さらに、AI技術を駆使し、プレイヤーキルを行なったさいの音声を内包のものに置き換える機能や、対応キーボードおよびケースファンのLED発光エフェクトを変える機能、電圧をかけずにCPUをオーバークロックする機能などを備えている。いずれも現時点ではプリセットから選ぶのみで、詳細なカスタマイズはできない。

 このほか対応タイトルとして、「Counter-Strike: Global Offensive」、「DOTA 2」、「リーグ・オブ・レジェンド」を挙げている。

 なお、Webカメラは何でも良いとされているが、CPUはIntelのみの対応となっており、Core i5-9600KF以上が必要。また。RGB LEDつきキーボードやCPUクーラー/ファンも基本的に中国国内向けに発売されている製品に限定されている(今後は対応を増やす予定としている)。