ニュース
AMD、第3世代Ryzen Threadripperの驚愕的なスペックを公開
2019年11月7日 23:00
米AMDは7日(現地時間)、11月より投入が予定されている第3世代のRyzen Threadripperの価格、仕様および性能プレビューを公開した。
ラインナップおよび価格は、24コア/48スレッド、ベース3.8GHz、ターボ時4.5GHz、キャッシュ容量が合計140MBの「3960X」が1,399ドル、32コア/64スレッド、ベース3.7GHz、ターボ時4.5GHz、キャッシュ容量が合計144MBの「3970X」が1,999ドル。
SKU名 | コア数 | スレッド数 | ベースクロック | ターボクロック | キャッシュ容量合計 | 価格(米ドル) |
---|---|---|---|---|---|---|
3960X | 24 | 48 | 3.8GHz | 4.5GHz | 140MB | 1,399 |
3970X | 32 | 64 | 3.7GHz | 4.5GHz | 144MB | 1,999 |
第3世代Ryzen Threadripperでは大幅なプラットフォーム刷新が入っており、このため従来のSocket TR4とは互換性が完全に失われ、新しい「sTRX4」となった。
チップセットは「AMD TRX40」で、CPUとはPCI Express 4.0 x8で接続される。CPU側に56レーンのPCI Express 4.0を用意し、このうち4+4レーンはそれぞれNVMe x4およびSATA 6Gbps×4と排他で接続可能。
一方、チップセット側にも合計16レーンのPCI Express 4.0を備え、このうち4+4レーンはSATA 6Gbps×4と排他で利用可能。よってプラットフォーム全体で合計で最大72レーンのPCI Express 4.0を用意するという、コンシューマ向けとしては破格の帯域幅を提供する。
また、CPU側には4基のUSB 3.1(USB 3.2 Gen2/10Gbps)、チップセット側には8基のUSB 3.1(同)を備え、プラットフォーム全体で12基のUSB 3.1を備える。メモリはクアッドチャネルのDDR4-3200。
AMDによると、Intel最上位のCore i9-9980XEと比較し、3960Xは22~54%の性能向上、3970Xは36~90%の性能向上が見込めるとしている。