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World of TanksにGeForce RTX非搭載でも利用可能なレイトレ機能

 Wargamingは、同社が提供しているオンライン戦車対戦ゲーム「World of Tanks」にレイトレーシング機能を実装すると発表した。

 World of Tanksに実装されている独自のグラフィックスエンジン「Core Engine」に、新たにレイトレーシングによる影の表現を追加する。Intelがオープンソースで開発しているレイトレーシング「Embree」を使用して実現され、よりリアルでやわらかな陰影の表現が可能となる。

 特徴的なのは、DirectX 11以降に対応したビデオカードを搭載していれば利用できる点。ビデオカードに専用コアが不要なため、より多くの環境でレイトレーシングが体験できる。なお、レイトレーシングの対象は戦車に限定される(大破したものは除く)。

どちらも左がレイトレーシング有効、右が無効の場合

 品質設定は無効/高/最高/ウルトラの4段階用意され、陰影の描画具合やノイズ低減の有無が変化する。現時点では新バージョンのデモ環境「World of Tanks Encore RT」上でのみ利用できる。